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 りぼん2002年3月号の感想







アンダンテ / りぼん2002年3月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
小花美穂






 那都(なつ)と茗(めい)は日本に帰国しました、那都が日本から出国した時の
状況を考えると、マンションに帰ったら気まずい雰囲気になるであろうことは容易に
想像できますね。

 で、たたでさえ気まずいから氷の上を歩く思いで自宅マンション前までたどりついたら
洲くんが那都に対して…





【秘密を那都にしゃべってしまった洲くん】

「どうも 茗サンとつきあってます 藤永洲です」(P.410の4コマ目)
「でも 今ビミョーですけど ? 茗 他に好きな奴がいて やっぱ忘れらんない
みたいなんでー」(P.410の6コマ目)

 茗が那都に知ってほしくないと思っていることをすべて簡潔に那都にしゃべって
しまった洲くん、茗はできることなら永遠に隠し通したいと思っていたかもしれない
ことが簡単にバレてしまったのですが、よくよく考えたら隠しているっていうことは
それだけで大変なストレスになりますし、おそらくいつかはバレてしまうのですから
で、あれば今回のような形で秘密がバレたっていうのは茗にとってそんなに悪い
ことではなかったかもしれません。

 まぁ茗にしてみれば帰ってきた直後でしかもこれから那都とメルが直接対面
するっていう微妙な時期にバレたのはたまったものではないのかもしれませんが。






【那都とメルが再会】

 以外と最初の段階ではそれほど気まずいとまではいかなかったですね、茗と
那都が直前に大変なことになってしまったので、もしかしたら救われたのかも
しれません。

 が、だんだん時間が経つにつれて気まずい雰囲気になりました… やはり
那都と茗は一度は愛し合った仲で、お互い嫌いになったという訳ではないのに
兄妹だからという理由で愛し合うことが許されなくなってしまったのですから
本来なら顔を見るだけでもつらいでしょうに…

 それが同じマンションの部屋で暮らさなくてはならないのですから、これは下手な
独房よりよっぽどつらいかも。

「ゆるやかに生きたいよ〜! タイトル変えるべきだよコレ! あたいの人生
アレグロだよ!
 もう!!!」(P.414の7コマ目)

 たしかにもうこの作品のタイトルに「アンダンテ」っていうのは似合わないかも
しれませんね。果たして茗に心安らかな時はやってくるのでしょうか???
この茗のセリフは心の叫びでしょうね。





【新たな展開か?】

 なんだか洲くん、那都によってデビューさせられるかもしれませんね。メルも
もしかしたらデビューするかもしれないような感じですし、だんだんお話は
新たな展開へ向かって走り出したのかもしれません。





<茗が…>
「…やっぱ… …ぶつかって 散ろうかな…」(P.437の3−4コマ目)

 いつまでも内に秘めた気持ちを抱えたまま暮らすっていうのもきついかも
しれませんから、思いきって玉砕(ぎょくさい)してしまうっていうのも手かも
しれませんね。ただ茗が那都の気持ちを受け入れてくれなかった時
一体どうなるかっていうことを考えると…






GALS! / りぼん2002年3月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
藤井みほな






 犯人追跡中にトラックに轢(ひ)かれて意識不明の重体になってしまった大和くん
そもそもこんなことになってしまったのは恭平のリュックが何物かによって奪われてしまった
からなのですが、蘭ちゃんはなんとかして奪われたリュックを取り戻そうとしています。

 どうしてここまで恭平のリュックにこだわるのか?それは…

「…恭平に渋谷嫌いのまま帰ってほしくねーんだ」(P.36の2コマ目)

 渋谷を愛している蘭ちゃんらしいですね、別に恭平が渋谷が好きだろうが
嫌いだろうが蘭ちゃんが別に気にする必要はないはずなのですが、愛している
渋谷に悪い感情を持っている人がいるのがどうしても我慢できないのでしょうね。

 渋谷の街の中からたった一つのリュックを見つけるとなると、かなりの人に
協力してもらわなくてはならないのですが、蘭ちゃんといえば「渋谷部」っていう
直属部隊をもってますから強いですね〜 マミリンのフクロ部隊も出動するみたい
なので大軍を生かした大捜索作戦を展開できます。

 「渋谷部」って勢いだけで作った部だと思っていたのですが、なんだか知らない間に
組織がしっかり完成されたようです。蘭ちゃんは案外組織管理の能力がすぐれて
いるのかもしれません。





「見つけてくれた奴は 乙幡麗&麻生裕也とプリクラがとれる権がもらえ〜〜〜
る!!!」(P.34の2コマ目)

 ちゃんとご褒美(ほうび)まで用意しているのですね、こんなのでよろこぶのか?って
思えなくもないのですが、なんだかみんなやる気になってますねー 蘭ちゃんは
みんながよろこぶ物をきちんと把握しているようですね。






【タツキチ、リュックを発見】

 ここのところどうもすれ違いが目立つ蘭ちゃんとタツキチ、2人ともどこか恋愛のことに
なると不器用で素直になれないので、一度歯車が狂ってしまうとなかなか修復する
のは難しいです。

 タツキチはこっそりリュックをさがし続けていましたが、やはり野生の勘がするどいのか
恭平のリュックを発見しました。が、どうも自信がないらしく直接蘭ちゃんに渡すことが
できないみたいですね… タツキチはどうも蘭ちゃんに必要とされていないのではないか
と思っているようですが、蘭ちゃんと同じくらいタツキチも鈍感みたい…




<乙幡くんがタツキチに対して>
「…誰よりも寿を想っていると俺に証明するなら今だぜ でなきゃ おまえは
ただの負け犬だ」(P.45の2コマ目)

 綾ちゃんと乙幡くんの活躍でタツキチは蘭ちゃんと正面から向かい合う決心が
ついたみたいですね、乙幡くんは言動や一見すると冷たい性格の持ち主なのでは
ないかと思われがちですが、本当はけっこういい人なのでょうね。不器用で心の
やさしさを上手く表現できないのか、あるいはクールな自分を演じているだけ
なのか? 蘭ちゃん、タツキチ、それに乙幡くん、案外不器用っていう点では
根っこはいっしょなのかもしれません。

 そういえばいつの間にか乙幡くんと綾ちゃんがいい雰囲気になってますが
綾ちゃんもやっと自信がついてきたみたいですね。もう蘭ちゃんに乙幡くんを
取られてしまうのではないか?っていう心配はいらないようですし。






【蘭ちゃんとタツキチが…】

 なんだか今まで蘭ちゃんは本当にタツキチのことが好きなのか疑問を持ちたくも
なったりしたのですが、恭平のリュックがきっかけでなんだかようやくラブラブな
雰囲気になったようです。鈍い人同士のカップルですから、これからもちょっとしか
ことがきっかけですれ違いは起きてしまうかもしれませんが、なんだかんだいっても
この2人の仲は長続きしそう。






<タツキチが蘭ちゃんに対して>
「だって蘭みたいな最強ギャルについてけるのは オイラしかいないもんね」
(P.51の3コマ目)

 同意! 蘭ちゃんについていける男の子はタツキチくらいでしょうね〜 ちょっと
ぶっ飛んだ性格の男の子でないと心身がまいってしまうでしょうね。

 ただ、いいムードが長続きしないのはお約束の展開ですが(笑) 最終回まで
にこの二人はキスできるのでしょうかね??? いいムードにはなるんだけど
長続きはしないのですから難しいかも。






【大和くん、意識を回復】

 あれだけの事故に見まわれたのによく3週間もすれば退院できる程度の
けがで済みましたね、大和くんのけががきっかけとなって蘭ちゃんの周りの
人間関係はなんだか良好になったのは思わぬ効果でしたが、なんだか
いよいよ最終回へむかってラストスパートっていう感じになってきましたねー

 蘭ちゃんも高校卒業目前ですし… ん?蘭ちゃん本当に高校卒業できるの
かな???

 ところでリュックを発見した人は乙幡くん、2位くんとプリクラを撮る事ができる
のですが、タツキチは結局いっしょに撮ったのかな???






ウルトラマニアック / りぼん2002年3月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
吉住 渉






 出来の悪い魔女っ子「仁菜(にな)」になんだか気に入られてしまい、自分の意思とは
関係なく仁菜の秘密を共有する羽目になった亜由(あゆ)、なんとも災難としか
いいようがありませんが…

 亜由は仁菜が魔女っ子だっていうことを秘密にしてなくてはいけないのですから
けっこう大変ですよねー これから学校生活を送ってくるうちに仁菜の秘密が
バレそうになることもあるはずですが、もしバレたら一体どうなるの???





<もし亜由に対して仁菜が自分の秘密を話したことがバレたら>
お金とられる いっぱい」(P.159の2コマ目)

 か、金ですか??? 普通魔法少女もののまんがでは秘密がバレたら
秘密を知ってしまった人間の記憶を消すっていうのが常套手段(じょうとうしゅだん)
なのですが…





<秘密がバレたらお金がかかることについて>
「この件についての亜由ちゃんの記憶を消す魔法が使われることになるから
その料金
だよ 記憶や感情を操作する魔法は高度だからそのぶん値段も
高いんだー」(P.159の3コマ目)

 やはり記憶は消されるのですね、ただ消すのに金がいると… どうやら
魔法王国(まじっくきんぐだむ)では必要な費用は魔女負担なのですね
なんだか現実的でいいな☆

 よくよく考えたらお金を払うのは仁菜で、亜由は払う必要はないのですから
プレッシャーを感じる必要はない
のですが、やはり記憶を消されるのは嫌
でしょうね。

 ん?記憶消されるんだから仁菜は亜由のお金を使って記憶を消すっていう
方法もありますね、だって亜由は仁菜と過ごした一切の記憶をなくすの
ですから、亜由はもし自分のお金が減っていたとしても仁菜のせいだとは
思わないですし。もっとも亜由のお金をどうやって手に入れるのかっていう
問題と魔法王国で亜由が持っているお金が使えるのかっていう問題が
残りますが…

 もっとも記憶が消されたらこんなドジ魔女っ子と付き合わなくっていいの
ですから亜由のためにはそっちのほうがいいのかな???






【仁菜、今月の失敗】

 亜由が痴漢の被害に遭ったという話を聞いた仁菜は亜由に「男の人に
触られたら電撃くらわせる魔法…」(P.167の3コマ目)をかけた指輪を
あげたのですが、これじゃ亜由は痴漢をやっつけることはできますが、同時に
まともな社会生活もおくれなくなります…

 ちょっと考えれば分かりそうなものなのですが、それがやる前に分からないのが
仁菜らしいです…

 亜由ちゃんも言ってるけど、これじゃ落ちこぼれたっていうのも分かります。

 魔法が苦手なので魔法関係の科目がないから移ってきたんですよね、魔法が
苦手に子に魔法をかけられ続ける亜由は地獄だ…







【亜由、ちょっと魔が差す】

 電撃のせいで多くの男の子が撃退されていきましたが、架地(かじ)くんも
被害に会い、保健室行きとなってしまいました。すっかり寝込んでいるのですが
寝顔があまりにもキレイだったので亜由ちゃんは魔が差してさわろうとしたり
カメラで寝顔を撮ろうとしたりしてます〜

 なんだか私の中で亜由に対する好感度が50%UPしたんですけど(笑)
で、すごい親近感を抱いたんですけど(笑) なんだか普通の人っぽくて
いいな、亜由って♪

  亜由ちゃんにとって不幸だったのはそんな現場を辻合(つじあい)くんに発見
されてしまったことでしょうね。

 仁菜が魔法王国に帰るまで憂鬱(ゆううつ)な日々は続きそうです。