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 りぼん2002年1月号の感想







あたしはバンビ /りぼん2002年1月号
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槙ようこ





 てっきり今月号あたりで八重蔵と麻衣ちゃんがいい雰囲気くらいにはなるのかな?って
思っていたのですが、どうもまだまだですねー このままこの2人はこんな感じで
最終回を迎えるのか???

 今回のお話は基本的には泉に対して自分たちが好きだったという気持ちを伝えた
ことの後の余韻(よいん)っていう感じですね、なんだこれといって印象に残りにくい
回ですー 





【数学が苦手な…】

 麻衣ちゃん数学が苦手なのですか、キャラのイメージにぴったりですね☆
逆に”理数系が得意なの♪なんでも聞いてね”なんて麻衣ちゃんが言ったり
したらちょっと違和感(いわかん)があります(笑)





【八重蔵(やえぞう)に聞けばいいのに…】

 素直に「教えて♪」ってやえぞーに言えばいいのに…ってあんまり素直なのも
麻衣ちゃんらしくないのですね。満面の笑みを浮かべて「やっえぞーうっ★★」
(P.176)って言ってますが、これってどう考えても「数学教えて〜」って
無言の圧力をかけてますね☆

 八重蔵は結局数学を麻衣ちゃんに教えてあげる羽目になってしまったのですが
数学って丸暗記が通用しにくい科目なので、わずか2日ではそれほど成果を
あげるとは考えにくいです。まぁ赤点回避だけが目的なのであればなんとか
なるかもしれませんが。

 日本では最近理数系離れが進んでいると言われてますが、学校での授業にも
原因があるかもしれませんね、特に数学の授業なんか興味を持てといわれても
難しいです。なんていうか親しみをあまり感じられないんだよね、偏見かもしれない
けれど数学を教えている人ってどうも親しみにくい(笑)





【八重蔵をなぜかかばった麻衣ちゃん】

 八重蔵が泉のことを好きだったという情報を知った人が八重蔵に対して
「きもち悪いよ」って言ってるのですが、それを聞いた麻衣ちゃんは…

「あたしっ 八重蔵とつきあってんだけどー!!!!」(P.182の2コマ目)

 …ってとっさに割って入ったのですが、これは麻衣ちゃんが八重蔵のことが好き
だからというのではなく、「泉を好きになってよかった」(P.166の1コマ目)って
いうすてきな気持ちを汚されたような思いがしたから思わず反撃してしまった
のかもしれませんね。





 次回で最終回ですが八重蔵と麻衣ちゃん、このまま泉に対するすてきな
思いでを語り合う関係で終わってしままうのでしょうか? 恋愛関係にはならない
のでしょうか??? 麻衣ちゃんは数学でいい点を取ることができたのでしょうか
??????






アンダンテ /りぼん2002年1月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
小花美穂





【洲くんの”バイト”】

 前回、こわーいお兄ちゃんたちにかこまれて殴られたり刃物で切られたり
した洲くん、警察にバレるとまずいので病院にいかないそうなのですが
「横流し」(りぼん2001年12月号・P.331の5コマ目)とかなんとかいう単語が
飛び交っていることから、もし公(おおやけ)になったら即警察のご厄介に
なるようなものを売買しているのかもしれません。

 うーん、なんだろう? イメージからいくと薬物系かな?とも思えるのですが。





「キャー 何事カー」(P.295の1−2コマ目)

 メルのこの反応は正常というほかありません、だっていきなり自分が住んでいる
マンションに血まみれの男の子が入ってきたのですから、その場でまよわず110番
されても文句はいえませんね。

 しかし茗と洲を運んだタクシーの運転手は怪しいと思わなかったのでしょうか?
2人をおろした後通報されてても何ら不思議はありません。





【洲が金集めをしていたのは妹のため】

 洲はちょっとやばいことをしてまでお金を用意する必要があるのか???
T−5のマスターの情報によると洲くんには妹がいて障害をかかえているので
一生車椅子での生活を強いられていて、父は逃げてしまったらしいのですが
茗が実際にその子がいる家の外からその子の存在を確認したので間違い
ないです。

 その妹の医療費のためにちょっとヤバいことをしてまでお金を集めていたのですね
車椅子での生活ですから、妹には20歳を過ぎたら「障害基礎年金」が支給され
ますが(ただし本人の所得によりもらえない場合あり)、健康保険の自己負担分に
あてるためにもらった年金を使うことになりそうですから、生活費にはあまり
回らないですね。

 おそらく母親の収入だけでは家賃や食費などの支払いがせいいっぱいなの
でしょう、洲の稼ぎも家計の維持のためにはかなり重要なのかもしれませんね。


 この子がどこに住んでいるかで生活のレベルはかなり変わりますね、障害者福祉は
都道府県によってけっこうレベルの差があるのであまり福祉に熱心でないか、あるいは
お金がないところの住民だとロクに手当ももらえません。





 しかし小花美穂さんのまんがはどうも暗い一面を抱えたキャラが多く登場
していますね、メルだって長期間に渡って入院生活を強いられていた訳ですし
茗、那都(なつ)の2人も保護者、特に父があんな感じの人ですし(笑)

 「パートナー」もかなりストーリーが重かったですよね、まぁ人それぞれ描く
まんがに個性があるのは当然ですから、小花さんにはこのまま活躍して
いただきたいです。





【茗、心の底では那都への想いを捨てきれず】

 洲くんにキスされようとして思わず洲くんを突き飛ばしてしまった茗、心の底
では那都のことを忘れられないのですね… 洲くんはたぶんそうなんじゃないか
なぁ〜って思ってわざとキスを仕掛けたような風に見えなくもないのですが
茗のなんともいえない複雑な表情を見ればなんとなく茗の気持ちは察知
できますね。本人のほうがなんだか自分の本当の気持ちに気づいて
いなかったようですが…

 茗は那都へ想いを無理やり抑えているのですね、こんな状態で那都が
帰ってきたらそうとうなストレスがかかってきそうです、妹としてしかみてくれない
那都、メルと那都との関係も気になるでしょうし…

 那都の周りはスキャンダルの種がたくさんまかれてしまってますね、いつか目を
出してしまい、週刊誌などのネタにされたらけっこう騒ぎになりそうです。特に
メルとの関係は慎重に扱わないと…

 茗の「アンダンテ」な日々はいつやってくるのでしょうか???