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りぼん2001年10月号の感想








いちごの宝石(新れんさい) / りぼん2001年10月号
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水沢めぐみ





◎◎◎◎◎◎ 【祝】”めぐタン”りぼん本誌復帰♪ ◎◎◎◎◎◎

 いやー やっぱ、めぐタンがりぼん本誌に帰ってきてくれて本当にうれしいです☆
めぐタンの描くまんがはこてこての超正統派の少女まんがですが、りぼん本誌に
ひとつ位こういう作品があってもいいじゃないですか♪ …でもちょっと今の時代
には合わないかな? まぁ古き良き時代の少女まんがの世界を見てみるのも
たまにはいいかもしれませんよ。

 しかし時代の流れにとらわれることなく作風を変えないのはいいと思いますよ
めぐタンのまんがを読むのが好きな人はちょっと古いかもしれないけれど、こてこてで
超正統派のめぐタンワールドにどっぷり漬かりたいのですから。下手に今はやりの
感じに仕上げたらファンの期待を裏切ることになりかねません。





【かっこいい男の子登場】

「クラスいちかっこいい片桐柊也(かたぎり しゅうや)くんは 背が高くて頭がよくて
スポーツもできるオールマイティーな男の子」(P.51の1コマ目)

「あたし 苑田 鈴(そのだ すず)は片桐くんのことが大好きです」(P.51の2コマ目)

 よっしゃーーっ! きたきたー!!!っていう感じ(笑) わかりやすいかんぺきな
男の子とその男の子を好きなごく普通の感じの女の子… しかしこんなまんが
に出てくるような男の子って実際はなかなかないですよねー 柊也くんは見た目は
かっこいいですが、性格はどうなのだろう?これで性格までよかったらかんぺきすぎて
逆に気味が悪いです。

 まんがに出てくるようなかんぺきな男の子ってそういえば最近りぼんに連載されて
いる作品にはあまり出てこないですね。





【鈴ちゃんの友達は美人で…】

 好きな男の子はかっこよくって、鈴ちゃんの友達の小西(こにし)みのりちゃんは
クラスいちの美人で、鈴ちゃんと同じく柊也くんのことが好き… 恋のライバルは
けっこう強力らしいのですが、別に男の子はみーんな美人が好きっていう訳では
ないのですから、鈴ちゃんも自信を持って柊也くんにアタックして欲しいです。

 鈴ちゃんはかなりかわいい顔をしているのですから、鈴ちゃんのことを好きな
男の子もけっこういるはずです〜





【鈴ちゃんが柊也くんのことを好きになった理由は?】

 ファミレスでいちごのケーキを柊也くんが食べているのを見て…

「きっと… すっごく好きなんだ……… いちごのケーキが………」
(P.58の1−2コマ目)

 どうしてそう思うかね(笑) たまたまいちごのケーキを食べているのを見たから
といってそれをすごく好きなものと思いこんでしまうなんて…

 柊也くんがいちごのケーキを食べている時に見せた笑顔を見て鈴ちゃんは
柊也くんのことをすきになってしまったんだそうです、人を好きになる時は
こんなちょっとしたものでしょう。





「そして… そしていつか片桐くんにとびっきりおいしいいちごのケーキを
食べてもらうんだ…」(P.64の3コマ目)

 すっかり柊也くんに手作りケーキを食べてもらおうと決意してしまった鈴ちゃん
もし柊也くんが甘いものが嫌いだったらどうするつもりなのか?という疑問は
どこかへ放り出すことにして(笑) ケーキ作りはかなりきつそうですねー
一人で練習しないで得意な人に教えてもらったほうがよさそうな気がするのですが。





【みのりちゃん、敗戦】

 美人のみのりちゃん、柊也くんに告白しましたふられてしまいましたね
まぁ P.65の3コマ目の柊也くんとみのりちゃんとのやり取りを見る限りでは
あまり性格的につきあってもうまくいきそうにないように私には思えるのですが。





【鈴ちゃんうれし泣き】

 家庭科の授業で作った親子丼、あまり上手くできなかったので周りの人があまり
美味(おい)しくないといって残していく中、柊也くんが全部食べてくれたので
感動してますます柊也くんのことを好きになってしまった鈴ちゃん、ちょっと
頭がぼーっとしちゃって委員会のポスターもまともに描けなくなってますね。





【いきなり柊也くんに告白した鈴ちゃん】

 委員会のポスターを描いていた紙に「片桐くん大好き…」「かたぎりしゅうや…」
とか書いちゃってた鈴ちゃん、ここまでくるとちょっとやばい気もしないでもないですが
その紙を柊也くんに目の前で見られてしまったらさぁ大変、どうのこの場を切りぬける
のか興味があったのですが、勢いにのって思わず告白してしまいましたね。

 一体返事はどうか??? と気になるところですがこの様子をみのりちゃんに
まともに見られてしまったので鈴ちゃんはあらたな悩みを抱えることになって
しまいました、もしOKをもらったら柊也くんとつきあうことができますが、みのりちゃん
から報復攻撃(いじめ)を受ける可能性がありますし、フラれたら落ち込み
ますし…

 つまりOKでもダメでも鈴ちゃんはけっこう気をつかうことになってしまいましたね
鈴ちゃんけっこう不器用そうなので切りぬけるのは大変でしょうね。






GALS! / りぼん2001年10月号
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藤井みほな





 ここのところ2位くんとマミリンの関係が一体どうなっているのかあまり作品に
登場しないので、一体どうなっているのか分からなかったのですが、今回のお話は
久しぶりに2位くんとマミリンがお話の中心になっています。





【蘭ちゃんのぼうけん】

 時々蘭ちゃんが中センに言い訳をしなくてはならない時に登場する蘭ちゃんの
”創作小説” 毎回どう考えてもあり得ない設定の蘭ちゃんの冒険話を楽しむ
ことができるのですが、肝心の言い訳にはなってないのが面白いところです。

 今回エジプトで遺跡発掘ですかー ライオンと格闘したりいろいろ大変だった
ようです…  お話の最初に蘭ちゃんが小遣いに困って公園の土を掘って
小銭を探していますが、この部分だけはなんだかありそう(笑) 蘭ちゃんは
本気で言い訳をする気はないようですね。

 でも、土にうまっている小銭を探すっていったってそう簡単に出てくるとは思えない
ですから、どうせ掘るなら本当に遺跡発掘のバイトでもしたほうが確実に稼(かせ)ぐ
ことができそうに思えます…って蘭ちゃんの創作小説に真面目に答えても仕方が
ないですね。





【2位くん蘭ちゃんに対して話を…】

 2位くんが蘭ちゃんに大事な話をしようとしてますね、マミリンとつきあう羽目になって
しまって以降、蘭ちゃんとまともに話をすることができなかったので、2位くんはこれまで
蘭ちゃんに自分の気持ちを伝えることができませんでした、このままずるずる行くのは
ご免と思ったらしいのですが、マミリンが傍(そば)にいるのに蘭ちゃんとじっくり話を
するのは無理ですよね…





「頼むからそれ以上は言うな 裕也…!! せめて寿と命をかけた戦いを
させてからにしてくれ!!!」(P.189の2コマ目)

 すっかり2位くんが蘭ちゃんに愛の告白をするものと思いこんでしまったマミリン
「実は俺 初めて出会った時から 蘭ちゃんのことが好…」(P.188の4コマ目)なんて
2位くんが言っているのですから思い込んでしまうのも当然なのですが、命をかけた
戦いって一体何をするの???





【「ギャル神輿(みこし)」で決戦を挑むマミリン】

 渋谷のお祭りで神輿を出して決着をつけることになった蘭ちゃんとマミリン、蘭ちゃんは
ただ単に楽しんでいるだけでしょうが、マミリンは2位くんが絡んでいるから必死で
しょうね。





「いいかーっ!! 池袋ぎゃるず組の名にかけて 敵に引けをとるんじゃねーぞ!!」
(P.194の1コマ目)

 女の子だけのお神輿っていいですねー なんだか華(はな)があっていいですね☆
上に乗っているのはもちろんマミリン、2位くんを巡って蘭ちゃんと最後の戦いを
挑みます。





「よっしゃあー!!! 渋谷ぎゃるず組!! 祭魂で渋谷中をねり歩くぞー!!!」
(P.195の1コマ目)

 蘭ちゃんは純粋にお祭りを楽しんでいますね、お神輿の上にのって全く違和感が
ありません、蘭ちゃんは人生そのものがお祭りみたいなものですから…





「目立つが勝ち!! まずはセンター街だ!! 右に舵(かじ)取れー!!」
「トーゼン まずはセンター街!! 右に面舵(おもかじ)いっぱーい!!!」
(P.194の3コマ目)

 なんだか戦艦同士が交戦しているみたいだぞ、どっちの軍の司令官もかなりの
兵(つわもの)で、部下の兵士も歴戦の勇者ばかりですからかなりの戦闘能力を
もっています。なので激しい動きをするはず… そうなるとこの2艦以外がふつうの
お神輿と接触したら相手はかなりの被害が出そうですね。





【2位くんマミリンとラブラブに】

 もともとこれほど戦いが激しくなってしまったのは、2位くんが蘭ちゃんに何かを言おうと
していたのをマミリンが発見してしまったからなのですが、となるとこの戦いを終わらせる
ためには2位くんがマミリンをなだめるしかありません。





「男・麻生裕也17歳!!! あの激流の中に突入しまーす!!!」
(P.196の5コマ目)

 マミリンのお神輿のところまで一気に進攻する2位くん、マミリンに戦いをやめる
ように説得しようとしてますね。





「マミが俺のこと『1位』って言ってくれたように 俺にとっても今はマミが一番だよ」
(P.200の1コマ目)

 いっしょの時間を過ごしているうちに2位くんは気持ちが蘭ちゃんからマミリンに移って
いったのですね、いつも自分のことだけを見てくれる女の子がいてくれるなんて
「2位」くんしあわせものですね。





「おまえもホント早とちりな奴だよな」(P.200の2コマ目)

 いや、あの時の状況ではマミリンが勘違いしたのも無理はありません、だって
”好…”までいっていたのですから、その後告白しないと考えろというほうが無理です。
いじわるな早押しクイズのひっかけ問題じゃないんだから(笑)





「よーしっ マミと裕也のラブラブをお披露目するぞっ このままブクロまで行進ーっ!!」
(P.201の3コマ目)

 渋谷から池袋まで裕也くんはマミリンとお神輿の上でさらしものにさせられてしまう
のですね、マミリンの戦いは終わりましたが裕也くんの戦いはこれからはじまるようです。






グッドモーニング・コール / りぼん2001年10月号
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高須賀由枝






【一番星久しぶりに登場!】

 ラーメン屋の「一番星」のことすっかりわすれてましたが、忘れたころにになって
ふたたび登場しました。てっきり菜緒ちゃんのどんぶり事件が片付いたら出てこない
かに思えたのですが… 一星(いっせい)くん、なんだか知らない間に女子高生
の間で大人気となっていたようですね。

前に登場した時はごく普通のラーメン屋だったのにテレビの取材まで受けて
「ラーメン一番星」は今や人気店の仲間入りを果たしたようで、店の前には
行列も出来ています。テレビが放送された翌日なんかかなりの人がきた
でしょうねー

 テレビではラーメンの味だけでなくて一星が”男前”であるという点をやたらと
強調してますが、「モテすぎちゃって困りませんか?」(P.230の3コマ目)って
言われても答えようがないです。

 このテレビ番組を見ていた阿部っちと千崎優はなんで一星がモテるのか
知りたがってますね、街頭でアンケートまでとってますが、そんなことをやった
ところでモテるようになるとは思えないのですが、やってる方は真剣そのもの
のようです。しかし1番かっこいいのは誰?っていうアンケートで上原くん
ではなく「ラーメン屋のおやじ」に投票した人がいますが…

 しかしなんで阿部っち達ってこんなにモテたがるのだろう? 努力したところで
そんなに結果が変わるとも思えないのですが。





【波瀾(はらん)の予感?】

 一星は今でも菜緒ちゃんのことが好きなのですね、なかなか自分の気持ちを
素直に出すタイプではない一星ですから、菜緒ちゃんをいきなり抱きしめて
「好きだーーーっ!」って言ったりするとも思えませんし… ん?でも何かの
勢いで思わず言ってしまうということもないとは言いきれませんね。

 もし一星が菜緒ちゃんに告白したら菜緒ちゃんどう対処するのでしょうね
今のところ菜緒ちゃんは上原くん以外の男の子を好きになるとはかんがえにくい
ですが、上原くんがそのことを知ったらどう動くか注目されます。






あたしはバンビ / りぼん2001年10月号
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槙ようこ





 どうも泉は未波(みなみ)ときっぱり別れることができるか疑問です、未波にもう
会えないって告げたあとの表情はどうみても”未波ときっぱり別れた! これからは
麻衣ちゃんとラブラブでやっていくぞっ!”っていう風には見えませんし…

 未波はかなり無理してますね、なんだか車にぶつかりそうになったた時に見せた
表情はかなりつらそうですね(P.42の1コマ目より) この2人はどうして別れることに
なってしまったのだろう? 八重蔵はなにか知ってるようだけど麻衣ちゃんには
理由を教えてあげないし(P.22の7コマ目より)どうも未波と泉が別れたのには
なにか麻衣ちゃんが思いもつかないような秘密が隠されているかもしれません。

 泉は麻衣ちゃんが中学生時代にいじめられていた過去を知ってるようですが
そのことが泉の判断になんらかの影響を与えていそうです。泉は麻衣ちゃんに
「好き」ってはっきり言ってませんし、もしかしたら心の底では麻衣ちゃんではなく
未波のことを忘れられないのかもしれません。

 結局麻衣ちゃんは泉と別れ、泉のことについていろいろ話し合っていた八重蔵
のことをだんだん好きになっていき、ついにはつきあうことになった… そんな
展開もあり得ますね。






アンダンテ / りぼん2001年10月号
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小花美穂





【茗(めい)ちゃんの彼氏】

 那都(なつ)に対する想いを忘れたくて洲(しゅう)くんとつきあいたいと思った茗
地味すぎる告白でしたが、洲くんはつきあってもいいって言ってくれましたね。しかも
茗が本当は他に好きな人いるということも分かった上でつきあってくれるというの
ですから、まんざらでもないですようですね。





「私… 他に好きな人が…いるの!」(P.323の1コマ目)

 …ってつきあい始めた直後に普通言うか?(笑) ”他に好きな人が…”って
別れ話を切り出す時によく使うセリフですよね。このセリフを聞いた直後
洲くんは大笑いしてますが、そりゃもうここまで開き直られたら笑うしかないですね。

 でも、逆に考えれば最初から茗ちゃんが”浮気”をしていることを承知してつきあって
くれる訳ですから、茗ちゃんの浮気が原因でこのカップルが壊れる可能性は意外と
低いのかもしれません。

 ただし、茗ちゃんの那都への想いがあまりに大きいと洲くんも嫌になってくるかも
しれませんが。





「でもその想いは叶(かな)わないから忘れたくて だから洲くんなら…
好きになれそうな気がしたから…」(P.323の3コマ目)

 洲くんをなんだか利用しているみたいですが、洲くんは茗ちゃんがけっこう
かわいいので”ラッキー”って思っているようなので(P.337の2コマ目より)
本人が納得しているのなら別に他人がとやかく言うことはないですね。






【メルと那都の”謎行動”】

 茗ちゃんが家に帰るとなんだかメルが異常にあわててますね、メルは正直者らしく
いかにも”ちょっと人に言えないことしてました”って顔に書いてありますが、なんらか
の理由で急に洗濯をしなくてはいけなくなったらしく遅い時間にもかかわらず洗濯を
ていますね、後にこの時洗っていたものはシーツであったことが(P.337の3コマ目より)
判明しますが、”謎行動”の証拠隠滅(しょうこいんめつ)も大変です。






【タイミング最悪! ”謎行動”の直後に真実が明らかに】

 一体どのタイミングで那都とメルが実は兄妹(きょうだい)であることが明らかに
なるのかと思ってたらあっさり今回明らかにされてしまいましたね、ただしタイミング
が”謎行動”の直後だったことから当人たちの受けた衝撃はただものでは
ありません。

 最初から兄妹だって分かっていたらお互いの気持ちが高ぶることもなかった
であろうと思われますから、そう考えるとあまりにも残酷(ざんこく)ですよね。





「ちゃんとヒニンしたよな?」(P.344の2コマ目)

 お、お父さん、シャレになってないです… もしこのことがマスコミに知られたら
週刊誌や夕刊紙で徹底的に書かれまくるでしょうね、情報管理をちゃんと
しないとかなりまずそうです。

 那都はどこかへいってしまいましたが、これから那都、メル、茗ちゃんの3人は
一体どうなるのでしょうね?