あたしはバンビ / りぼん夏休みおたのしみ増刊号(2001年)
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槙ようこ
今回は八重蔵(やえぞう)と泉(せん)の小学校1年生の時のお話です
八重蔵は泉のことが好きですが、一体なぜ泉のことを好きになってしまったのか?
どうやらその秘密は”名前”にあるようで…
【自分の名前を漢字で書こう! …書けるかな?】
<授業中と思われる教室で>
「はーい みんな 今日は自分の名前を漢字で書けるようになりましょうねー」
(P.62の2コマ目)
1年生の教室ならではの光景ですが、自分の名前を漢字で書くのって
この位の年齢だと意外と苦しいかもしれませんね。簡単な漢字しか使わない
名前の子ならすぐに覚えるでしょうけど、このまんがの主要キャラのあの子は…
「それにぼくのなまえどんなだっけ……?」(P.63の2コマ目)
八重蔵は大変ですねー 3文字も使ってしかもけっこうむずかしい漢字を
使ってますから、理不尽(りふじん)な怒りがわいてくるのも分かるような気が
します。
泉は一文字ですから、すぐに名前を覚えることができますねー 子供の世界
では大人があまり気にしないようなことも大事件のタネになります。
結局八重蔵は自分の名前を漢字で書くことはできずクラスの男の子に
いじめられてしまうのですが、かけたとしてもめずらしい名前だという理由で
いじめられたかもしれません。
「ねぇ なんでぼくはやえぞうなのー?」(P.67の1コマ目)
「東 八重蔵」ってなんだかじぃちゃんみたいな名前にみえなくもないのですが
一体どんな願いを込めて名付け親は「八重蔵」とつけたのでしょう?
【八重蔵、おもわず自分をいじめていた相手を突き飛ばす】
「うるさいっ ともくんのバカッ」(P.68の4コマ目)
おもわず突き飛ばしてしまったのですが、相手は反撃することもできずに
八重蔵と同じような感じで大泣きしてます。八重蔵が反撃してこなかったから
今まで調子にのってからかっていたのでしょうが、実はただのお調子ものだった
ようです。
この出来事が八重蔵に思わぬことをもたらすことに… 突き飛ばした後
教室を飛び出してしまった八重蔵を泉が追跡、八重蔵に向かって一言
↓
↓
↓
↓
↓
「それに 男がすぐ泣くな!! 男が泣いていいのは すっげー悲しい時
一生にいっかいだぞっ おまえがあいつらにもんく言われねー男になれっ」
(P.72の2コマ目)
こんなことを言う小学生がいたら嫌です(笑) テレビかなにかの影響かも
しれませんが、なんだかかわいく思えるのは私だけでしょうか? しかし
ストレートな言葉は八重蔵の心にひびいた感じで、表情が変わりましたね。
「それでもまたあいつらがなんか言ってきたら おれがけっとばしてやるからよ!!」
(P.72の4コマ目)
それまで八重蔵は泉のことを嫌(きら)っていたのですが、泉のこのセリフを聞いて
すっかり泉のことを好きになってしまったようです、いっしょうけんめい自分の名前を
漢字で書けるように練習していますし、なんだか生き生きとしてきましたね。これ位
素直なら人生楽しいでしょう。
「ぼく泉くんのこと大すきっ」(P.74の4コマ目)
この”大すきっ”ですが、八重蔵の心の中で意味がだんだん変わっていき男の子が
同性の友達に向かっていう「大好き」とはちょっと違った意味になってしまうのですね(笑)
GALS! / りぼん夏休みおたのしみ増刊号(2001年)
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藤井みほな
乙幡(おとはた)のいとこが登場しましたねー 瑠衣(ルイ)っていう名前の
小学校3年生の男の子なのですが、乙幡をそのまま小さくしたような感じで
生意気なところは全く変わっていませんね、顔もそっくりですし。
ただいくら似てるからって…
<美由ちゃん>
「どーしたの 乙幡クン!なんかヘンなもの食べちゃったの〜〜!?」
(P.13の1コマ目)
いくら似てるからってルイのことを見て乙幡くんが小さくなったと思いこんで
しまうのはどうかと思いますが… なにか変な物を食べるたびに小さくなって
しまったら大変です。
でも、もし食べただけで体が小さくなる食べ物があったらすごいですねー
子供のほうが有利なことって数えきれないほどありますから、そういう時に
その食べ物を食べて…
<蘭ちゃん>
「いや!! きっと宇宙人にさらわれてミクロ光線を浴びたんだ!!」(P.13の1コマ目)
論外(笑) でもまんが的にはこっちのほうが断然おもしろい!
<綾ちゃん>
「もしそうならショックだけど かわいいから許すわ…!!」(P.13の1コマ目)
おいおい信じないでよ(笑) でももし本当に乙幡くんが宇宙人によって
体を小さくされてしまった時でも受け入れるのですね、たしかにルイってかわいい
ですよねー
【蘭ちゃんはヒーローものが大好き】
ルイがヒーローものの番組「ピンクパンサーX」の「ピンクパンサーX隊員認定バッチ」
をつけているのを蘭ちゃんが見つけたことからお話は思わぬ方向へ! 蘭ちゃんは
この番組にものすごくはまっていたことが明らかにされました、人はみかけによらないって
よく言うけど…
しかし蘭ちゃんってヒーローものの番組が好きなのですねー 日曜の朝やってるという
ことですから特撮を駆使(くし)した番組であるものと思われますが、一体どんなキャラ
が登場するのかと思えば…
「『ピンクパンサーX』…! それはヒョウのマントに身を包んだナゾの覆面ヒーロー」
(P.16の1コマ目)
ヒョウのマントはともかく顔がくまさんみたいでとてもかわいいのですが… これじゃ
かっこいいヒーローっていうよりスーパーの前とかで風船を配っている動物の着ぐるみ
ですー
蘭ちゃんはこのヒーローにすっかりはまっているようですね、ルイが遊園地で開かれる
ピンクパンサーXのキャラクターショーに行くと知った途端、態度をころっと変えて
いっしょにつれていってほしいと小学生相手にねだってます。
「連れてって 連れてって 連れてって 連れてって〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
あたしもピンクパンサーX 生で観てえよ〜〜!!!」(P.18の1コマ目)
渋谷の路上で渋谷最強のギャルが寝転がって足をバタバタさせながら
遊園地で開かれるキャラクターショーに連れていってほしいとおねだりしてます…
そんなにはまっているのか… もはや恥ずかしいとかいう気持ちはキャラクターショーの
前にどこかに捨て去ってしまったようです。
ここまではまっているのならいろいろグッズとか買ってるかもしれませんね、この
お話の中で確認できたものは「ピンクパンサーX」の本だけですが(P.31の2コマ目
より推定)
あと蘭ちゃんはなんと自分でピンクパンサーXのXマントを自作をしています!
(P.22の3コマ目より) 頭の部分も作ることができたらイベントなどの際に
コスプレとかしそうですね…
蘭ちゃんって今までどんな趣味を持っているのか意外と明らかにされていなかった
のですが、まさかヒーローマニアだったとは!!! そういえば「赤ずきんチャチャ」の
リーヤもヒーローマニアでしたね、思わぬところで2人の共通点が(笑)
「♪Xビームがさくれつー!! パワー全開たたかうぞ〜〜〜 ♪パンサー!!
パンサー!! われらのヒーローピンクパンサーX!! X!!」(P.19の2コマ目)
結局蘭ちゃんも遊園地に連れていってもらえることになり、すっかり機嫌がよくなった
のかルイを肩車して歌を歌いながら歩いています、明らかにルイよりも蘭ちゃんの
ほうがピンクパンサーXを生で見るのを楽しみにしてますね(笑)
なんだか今まで以上に蘭ちゃんに親しみがわいてきました。
えみゅらんぷ / りぼん夏休みおたのしみ増刊号(2001年)
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藤田まぐろ
「一番の願い」をついにみつけた絵美ちゃん、キュートとずーっと一緒に暮らして
もらえることになったのですが、この番外編ではその後の2人を描いています。
キュートに童話「人魚姫」の世界を連れていってもらった絵美ちゃん、絵美ちゃんは
別に頼んだわけではないからと、ちょっと困った感じですね。その態度にカチンきた
キュートは、スネちゃって絵美を人魚姫に変えてしまいました。
この後、サメにおそわれそうになっているのをキュートに発見され食べられる寸前に
助けられるのですが…
「おまえはちょっと目ー離すと必ず なんかに襲われてんのな」(P.303の3コマ目)
たしかに絵美ちゃんってしょっちゅう何かに襲われてますよね、絵美ちゃんが
「助けてー」っていうシーン何度も出てきましたし。でも襲われるような場所に
行く羽目になる原因を作るのはいつもキュートのような気もするのですが(笑)
この2人はこれからもこんな感じでつきあっていくのですね、なんだかんだいっても
ラブラブなのだから、いいのではないでしょうか。
(今後の絵美ちゃんとキュートの生活はおそらく…)
・キュートがいたずら
↓
・絵美ちゃん怒る
↓
・キュート、すねて絵美ちゃんにイタズラ
↓
・その結果絵美ちゃんに危機が迫り、何物かに襲われる
↓
・間一髪のところでキュートに助けられる
↓
・2人は仲直り、そしてまたラブラブに♪
これを延々(えんえん)繰り返すのでしょうね、まぁなんだかんだいっても両思い
だからいいのではないでしょうか。
ランダム・ウォーク / りぼん夏休みおたのしみ増刊号(2001年)
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吉住渉
最終回でなんだかいい雰囲気(ふんいき)で終わった「ランダム・ウォーク」
一体あの後優架(ゆか)ちゃんと十和(とうわ)はどうなったのか? 気になる
ところですが、今回の特別編では最終回の次の年の夏の様子が描かれて
います。
【十和に返事をまだしていない優架ちゃん】
前の年に十和に好きって言われたのにまだ返事をしていなかったのですね
優架ちゃんによれば筒井のことをまだふっきれないでいるらしいのですが
別に嫌いになって別れたわけではないので未練(みれん)が残るのも分からない
ではないですが、筒井は理由はどうであれ優架ちゃんと、もう一人の女の子を
くらべてもう一人の子を選んだのですから、きっぱりと優架ちゃんからふってしまって
もいいのにと思うのですが、まぁそんなに単純に割り切ることはできないのでしょうね。
【偶然筒井と遭遇】
駅前で偶然筒井と遭遇した優架ちゃん、そこで筒井にまだ優架ちゃんに
未練があるが、今は現在つきあっている彼女も大事に思っていると聞かされます。
正直といえば正直、自分勝手といえば全くその通りなのですが、もう筒井の頭の中
では優架ちゃんに未練があるとはいえある程度はふっきれているようですね。
表情もさっぱりとしてますし。
優架ちゃんは筒井と話をしたおかげでふっきれたようである決心を固めたようです。
【優架ちゃん、十和の彼女に!】
「今日から正式に カノジョになっていい?」(P.222の3コマ目)
十和はよろこんで優架ちゃんを受け入れてますが、十和にしてみれば
思わぬ優架ちゃんからの告白にうれしそうですね♪ 優架ちゃんはもし
駅前で偶然筒井に会わなかったら優架ちゃんは十和の彼女になる決心は
つかなかったでしょうから、運命とは不思議なものですね。
これで優架ちゃんはおちついてつきあうことができる彼氏にめぐり合えたの
でしょうか? 今までつきあった彼氏はくせものばかりでしたが今度の十和は
大丈夫そう。でも優架ちゃんの男運の悪さは半端じゃないですから(笑)
時空異邦人KYOKO / りぼん夏休みおたのしみ増刊号(2001年)
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種村有菜
【ちょこらも異邦人(ストレンジャー)なりたい】
ちょこらも異邦人になりたがってますが、チョコを操るって何???(笑)
あまり役に立ちそうもありませんが、遭難(そうなん)した時に食料として使えそう
ですから必要な異邦人といえなくもないですね。
ちょこらのぬいぐるみとかあったら欲しいな〜☆
【チョコレートを食べなきゃいい人なのに(笑)】
バレンタインデーに響古(きょーこ)からチョコレートをなぜかもらえない逆滝、彼女から
どうしてチョコをもらうことができないのか悩む逆滝ですが、チョコを操る異邦人(笑)
ちょこらからチョコをもらってなんとか食べることができました。
しかしチョコを食べた途端ただの酔っ払いになるとは… 響古がチョコを逆滝に
あげなかったのにはちゃんと理由があったのですね。それにしても逆滝、ゆかたを
着て扇子(せんす)をひろげておどってますが、すっかり宴会で酔っ払っている
オヤジそっくりになってしまいましたね、チョコで酔うなんて一体どういう体なのでしょうね。
氷月をベッドにさそったりしてますし、けっこう逆滝はチョコぐせが悪いですね。
こんな感じですからもし逆滝が酒を飲んだら一体どうなるのでしょうか?
【氷月の好きなものと嫌いなもの】
氷月のプロフィールの中に「好きな古墳は前方後円墳」(P.183の右1コマ目)
というのがありますが、好きな古墳は?と聞かれてちゃんと答えられ人ってそんなに
いないでしょうね、前方後円墳のどこに惚(ほ)れたのでしょうか(笑)
好きなプロ野球のチームは「日本ハム」らしいのですがけっこう通ですね。一方
嫌いなものは憂姫だそうですがこれは納得。
【憂姫はとことんギャグ路線?】
花占いをやってるから一体なにを占ってるのかと思えば「夜ごはんは 肉・魚・肉・魚
肉・魚・肉…」(P.183の左4コマ目) 憂姫ってずーっと体を響古に貸さなくては
ならないという大変な境遇(きょうぐう)だったのですが、目覚めた途端にギャグ路線を
突っ走ってますね。