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 りぼん2001年6月号の感想







あたしはバンビ / りぼん2001年6月号
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槙ようこ







 少女まんが定番の「三角関係」を題材にしたお話ですが、普通の少女まんがの
三角関係と違うところは一人の男の子(泉)を女の子(麻衣)と男の子(八重蔵)でとりあう
関係にあるということですね。第1回と第2回を見る限りでは八重蔵(やえぞう)が本気で
泉(せん)のことを好きなのか? 恋人にしたいのか? いまいち分かりません。

 ちなみにこれまでの八重蔵がしゃべった泉関連の主なセリフは…

・麻衣ちゃんが泉をかっこいいーって思っている時に
「泉はオレのだから 手ェ出さないでね」(りぼん2001年4月号・P.53)

・麻衣ちゃんに「本当に泉が好きなの?」と聞かれて
「うん 好き」(りぼん2001年5月号・P.129)





 これまでの八重蔵の態度やセリフを見る限りでは八重蔵が本気で泉のことを
愛していると完全に断定はできません、別に「好き」とか「オレの」とか言ってても
恋愛感情を抱いているとはかならずしも言いきれないからです。

 今月号でまたあたらしい手がかりが出てくるのでしょうか?






【絵に描いたような…】

 少女まんがに出てくる主役級の男の子ってどうして似たような設定の子が多いので
しょうかね?

・外見は超美少年
・性格はクール
・ぶっきらぼうに見えるけど実はやさしい
・女の子に大人気
・しかし女の子にはあまり興味(きょうみ)がない





 判で押したように似たような男の子がよく出てきますが、これが女の子の理想の
男の子像なのでしょうか?

 で、「あたしはバンビ」の泉ですが、見事に上記にあげた要件をほぼ満たしていますね。





【恋することによって生き生きとしてきた麻衣ちゃん】

 中学時代は地味な生活を送っていたらしい麻衣ちゃん、泉をめぐって八重蔵と
あらそっている今の姿を見ている私たちにはいまいち想像できませんが、麻衣ちゃん
が中学生のころの地味な生活知っている朋(とも)はうれしそうですねー





「麻衣ちゃん タメ息はくと幸せにげるよ」(P.170の2コマ目)

 って朋に言われて思いっきり息を吸い込む麻衣ちゃん、吸い込むいきおいから
するとどう見てもにげた幸せの倍以上のしあわせをあらたに獲得(かくとく)して
いますねー 





「あたし麻衣ちゃんが楽しそうでうれしいー」(P.172の4コマ目)

 今の麻衣ちゃんは別にめちゃくちゃ楽しい!っていう感じではなくごく普通の
恋に悩む女子高生なのですが、この姿を見て思わずうれしくなってしまうくらい
ですから、麻衣ちゃんの中学時代はいかに地味であったか分かります。






【ライバルはいっぱーい】

 さて、美少年の泉に恋をしてしまった麻衣ちゃん、ライバルは八重蔵だけなの?
絵に描いたような美少年なのですから、ライバルが1人だけっていうことはないのでは
ないでしょうか???麻衣ちゃんけっこう大変そう…





「彼女いると思う? やっいたら潰すから」「ハイ サンセー つーか殺すよね」
(P.1785コマ目)

 泉のことを好きな女の子同士の会話なのですが、なかなか威勢(いせい)が
いいですねー 最近の社会情勢を考えるとこれが冗談に思えなくなるから
こわいです。

 もし麻衣ちゃんが見事に泉の心をつかんで泉を彼氏にすることができたとしても
身の危険にさらされ続けるのでしょうか???





「敵は一匹(八重蔵)だけだと思ってたのにっ つーか こわい!!」(P.178の6コマ目)

 甘いっ! 泉がそんなに人気がない子だとおもってたのか(笑)






【八重蔵は泉に対して恋愛感情を持っている?】

「ほんとは おれ こわいし おれらの仲なんておれが一歩踏み出せば
壊れる関係じゃん 頼むから誰も… おれから泉とらないでほしい……」
(P.194−195)

 うーん、八重蔵はどうやら本気で泉に対して恋愛感情を抱いているようです。
八重蔵は男の子なので普段の生活では堂々といっしょにいることができますが
よくよく考えたら泉が恋人が男の子でもいいと思ってくれない限り八重蔵は泉を
彼氏にすることはできないんですよねー うーん、いいのか悪いのか 泉は競争相手が
多そうですから、現実問題として彼氏にするのは大変です、ですから友達として
でもいいからいつもいっしょにいられたほうがいいのかな? あっ、でも泉を目の前
にしながら一線を越えられないほうがきついかも!?

 いずれにしても麻衣ちゃんはビューティフルな高校生活の幕が開けたと思ったら
いきなり難易度が高い問題にぶつかってしまいましたねー






えみゅランプ / りぼん2001年6月号
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藤田まぐろ







 今回はポッポくんがお話の中心ですね、いままであまりポッポくんに
ついて情報がなかったのですが、P.402以降の各コマに書かれていた
ポッポくんの情報をまとめると





【ポッポくんの基本情報】

・年齢 6歳
・職業 王子のお目付け役
・魔鳥、それも優れた魔鳥らしい





 かわいいポッポくんですが実は大変高い能力をもっているようですね、P.403の
2コマ目を見るとたくさんのおとながいる中でポッポくんが王子のお付に選ばれたことが
明らかにされているのですが、ポッポくんがここに描かれている大人を上回る能力
を持っているとは… まさか6歳ではそんなにきびしい訓練を積んだとは思えない
ので持って生まれた能力がものすごいのでしょうね。

 …もっともP.403の2コマ目に描かれている大人はただの見物人でポッポくんに
負けたライバルではないかもしれませんが…






【ポッポくんの試験】

 ポッポくんは本当に王を守る力があるかどうか試験を受けることになっていた
ようです、生まれてから6年たったら試験を受けなくてはならないらしいのですが
お目付け役になってから一定の年数を経過したら試験を受けるという形では
ないのですね。うーん、ただ単に満年齢を基準に試験を受けなくてはならない
っていう規定作ってもあまれ意味がないような気がします、だってたとえば
生まれてから5年11ヶ月でお目付け役になった魔鳥は着任後わずか1ヶ月で
試験を受けなくてはならなくなりきわめて不利となります。

 もし、生まれてから6年以上経(た)ってからお目付け役に採用された場合は
試験はうけなくていいのでしょうか??? あっ、もしかしたら6歳以下の魔鳥に
しかお目付け役になるための資格がないのかもしれませんね。






【試験の課題は?】

 で、ポッポくんは試験を受けることらなったのですが、試験の内容は「試験のタネ」の花
を3日間以内に咲かせることができたら合格というなんともほのぼのとしたものだったの
ですが、だから簡単っ!っていう訳にはいかないですよねー 絵美ちゃんと協力して
ポッポくんは「試験のタネ」を土の中にうめて水をあげてますが、こんな簡単に方法で
花が咲いてしまったら試験っていうより理科(生活科)の観察になってしまいます。

 その後ヒントをもらって「魔鳥ならではの能力」を使って花を咲かせるということを
聞いたのですが、その情報を元にポッポくんがとった行動は風を送ったり、音楽を
聞かせたり、ごちそうをふるまってみたりいろいろやってみたのですが、どれも上手く
いきませんでしたね、よくよく考えると音楽を聞かせたりすることは「魔鳥ならでは
能力」を使ったとはいえないのですが、6歳のポッポくんにしてはよく健闘してますね。






【この能力って王子を守るためっていうより…】

 結局王子がポッポくんのお母さんを火あぶりにしているとポッポくんは思い込んで
しまい、ポッポくんが王子にむかって1万度以上の炎(ほのお)をはいた時、ぐうぜん
その炎が「試験のタネ」にもあびせられてみごとに花が咲いたのですが、この能力
王子を守るためより、王子がいたずらをした時におしおきのために使うことの
ほうが多そうな気がするのですが…

 試験に合格したポッポくんはごほうびに身長を1cmのばしてもらいましたが、3日間
ほとんど寝ないで戦ったことによってようやく花を咲かせることができたのにごほうび
がこれじゃ… 本人はよろこんでますからいいのかもしれませんが。
1cmなんてポッポくんの年齢なら簡単にのびてしまうような気が…






時空異邦人KYOKO / りぼん2001年6月号
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種村有菜







【氷月、一世一代の博打(ばくち)】

 響古(きょーこ)のことを愛している氷月はなんとかして響古にも自分のことを愛して
もらいたいと考え、大きな賭(か)けに出ましたねー 法律によって氷月が響古に
キスをしたことがみんなに知れ渡ったら氷月は死刑になってしまうことを逆に利用して
わざとみんなに知れ渡るように響古にキスをすれば響古は氷月を助けるために
氷月を愛するようになり、見事に響古を手に入れることができる…

 氷月はそう考えて実際に響古にキスをしてあっさり逮捕されたのですが、命を
危険にさらす賭けを実行するとは… 成功すればみごとに響古を手に入れる
ことができるので実行する価値はないとはいえませんが、しっぱいしたらあの世へ
しゅっぱーつ!ですからリスクがでかすぎますー もし響古が自分のことを愛して
くれなかったらどうしよう?なんていうことは考えなかったでしょうかね?

 まぁ響古の行動パターンに精通(せいつう)しているであろう氷月のことですから
響古の心がどう動くか予測するのは簡単だったのかもしれませんが…

 独裁政権下の封建的な法律を逆手にとったうまい作戦ですね。





【見事に氷月の作戦は成功! 響古をゲッチュー】

「氷月を私の正式な伴侶(はんりょ)… 結婚相手と決めました よって
無罪です 釈放なさい」(P.224の3コマ目)

 まんまと氷月の思惑(おもわく)通りの行動をとった響古、めでたく氷月は
響古を手に入れることができました。やっぱ命がけでがんばるといいことあるの
かもねー(ちょっと違う!) 

 ところでこれによって氷月は無罪になったのですが、しばらく時間が経って
氷月のキスのことをみんなが忘れたころに響古と氷月の婚約が破棄(はき)
されたらまた氷月は死刑の危機に逆戻りなのでしょうか? もしそうでは
ないのなら一時的に氷月を救うために婚約したふりをして、氷月の死刑の危機が
去ったら婚約を破棄して、響古はもともと好きだった逆滝とあらためて婚約って
いう方法を使えるのですが… まぁ理不尽(りふじん)な法律があの国にはいっぱい
ありそうだから一度決めた婚約を破棄するとなるとまた別の罪に問われたりしそう…

 なんだか窮屈(きゅうくつ)そうな国だなー 楽しくなさそう…





【逆滝を愛するが故(ゆえ)のうそ】

 響古は逆滝のせつない後姿を見て氷月を愛しているとうそをついていた
みたいですねー かならずしも氷月を助けたいという気持ちだけに支配されて
いたという訳ではなかったのですね。





「まちがっているかもしれないけど あのひとのせつない後ろ姿はもう見たくないの
これもひとつの恋の仕方」(P.228の1コマ目)

 逆滝を愛するが故の悲しい決意だったのですね、でも自分の心にはうそを
つくことはできないので、氷月と実際に結婚した後逆滝に対する気持ちを
隠していきつづけなくてはならず大変響古はつらい状況に追いこまれますね
響古のことですから氷月のまえでは明るくふるまうでしょうし… 

 憂姫がめざめた後のことといい、今回の一件といい、どうして響古はこんなに
きつい立場に追い込まれるのでしょうか???




ところで…

「いや うかない顔してたから ちょっと景気づけに こづこうと思ったら意外にも
イキオイよく…」(P.220の1コマ目)

 …ってP.219を見ると上空はるかかなたからなにやら不審な物体が逆滝
めがけて急速落下してきて見事に地上にいた逆滝に激突しているのですが
物体の正体はねこ風の化け物に変身した響古…

 景気付けにしてはちょっと派手すぎるような気がしてならないのですが、それより
不思議なのは響古、逆滝の双方が全く無傷な点! 一体2人はどんな
体でできているのでしょうか??? またあの高度までどうやって上昇したので
しょうか?!






ランダム・ウォーク / りぼん2001年6月号
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吉住渉







 今回は優架(ゆか)ちゃんと筒井くんが出会ってつきあうことになるまでを描いていますね
筒井くんは浮気をしてしまったせいで優架ちゃんと別れる羽目になってしまったのですが
その後優架ちゃんが海斗と別れた時にぐうぜん筒井くんは優架ちゃんに復縁を申し入れ
ています。

 最初のうちは拒絶していた優架ちゃんですが、だんだん筒井くんに対して再び心を
開き始めていますねー まぁあれだけ熱心に迫られれば誰だって悪い気はしない
ですから… ん?でもあんまりしつこいと嫌われるっていうこともありえますよねー
優架ちゃんは…





「んー そろそろ戻ってもいいかなって思ってるんだけど…」(P.305の3コマ目)

 どうやら筒井くんの熱心?なアプローチに優架ちゃんの心は再び筒井くんのところへ
おちていきそうですねー もう背中をぽんっ!っておされたら決まりでしょう♪






【そもそも優架ちゃんと筒井くんの出会いは?】

 筒井くんは中学2年の1学期に優架ちゃんが通う学校へ転校してきたようです
自己紹介が終わり、指定された席へ座ってとなりに座っている優架ちゃんを見たら…





「おれと つきおーて!! 人目惚れした 理想そのものや!!」(P.309の1コマ目)

 …って初対面でいきなりこんなことをいう人はかなりやばいです、しかも優架ちゃんに
あいさつをしようと「うん よろし…」(P.308の2コマ目)と”よろしく”の”く”も言い
終わらないうちにいきなりプロポーズですから、ちょっと早すぎますね。





「すごいねー あの転校生 初対面から猛アタック!クラス全員の前で!」
(P.310の1コマ目)

 いや、すごくありません、変です(笑) 大勢の人の前でこんなことを言われた
優架ちゃんにしてみればたまったものではありませんね、これからクラスの中で
これをネタにからかわれることは目にみえてますから。

 これで「うん いいよっ!」なんていう女の子はあまりいないでしょうね、面白がって
いる塔子(とうこ)だって実際に自分が同じ立場におかれたら「もう最悪〜っ」とか
言いそうだし。






【筒井くん優架ちゃんにつきまとい、ストーカーまがいの行動を】

『輝(ひかる)のあたしへの一方的な求愛はすぐに学校中に広がり 1学期が終わる
頃には あたしたちは一種の名物と化してしまっていた−』(P.312の1−2コマ目)

 一方的に優架ちゃんに迫る筒井くん、これじゃ優架ちゃんはおちついて学校生活を
おくることはできないですよねー だって朝から夕方までみっちり筒井くんにつきあって
ほしいって迫られて、筒井くんがいない時にもまわりの人に筒井くんの話題を出されて
からかわれるし…

 すくなくとも学校にいる間は優架ちゃんの頭の中から筒井くんのことが消えることは
ありませんね、ここまで熱心に言われると心がだんだん動いてくるのが人情って
いうもの…






【筒井くんを好きになりかけている優架ちゃん】

 優架ちゃんはしだいに筒井くんのことを好きになっていったようですね、ストーカーの
ように優架ちゃんに迫った効果が出ているようですが、筒井くん本人になんらかの
魅力がなければ優架ちゃんは筒井くんに心を開くことはなく、自分に近づくことすら
拒絶するでしょうから、筒井くんけっこういいやつなのかもしれませんね。

 あとは優架ちゃんがOKを出すだけなのですが…





『でも なんかもうあいつのラブ攻撃 冷たくあしらうのがお約束みたいになっちゃって
いまさらOKとかって雰囲気じゃないな−』(P.319の2コマ目)

 たしかにいままでずーっと相手にしてなかったのにいきなり「好き♪」とはいい
ずらいですよねー 優架ちゃんは別にこのままの関係でもいいと思いはじめている
ようですし、特に筒井くんの態度に大きな変化がなければこのまま恋人同士に
なることなく終わってしまいそう…

 実際の社会でもこんな感じでいい雰囲気にはなってもあと一歩のところでカップル
になりそこねている関係ってけっこうありそうですね。






【筒井くんのかけひき】

 筒井くんは優架ちゃんとの関係がいっこうに進展しないのであえて一方的な求愛を
やめる作戦に出ました。

 成功すればなんの問題もありませんがもしこんなことをして優架ちゃんを彼女に
できなかったら?なんてことは考えなかったのでしょうが、優架ちゃんが筒井くんが
一歩引いたことをよろこんでしまう可能性もあるはずですし…

 けっこう大きな賭けでしたね。





「おれのこと好きになった?」「なったよもー バカァ!!」(P.328の3コマ目)

 作戦成功(笑) もともと筒井くんに心を奪われつつあった優架ちゃんは
筒井くんが一歩引いたとによって自分の気持ちをたしかめることができましたね。

 しかし優架ちゃんにこんな表情でこんなこと言われたらたまんないですね〜☆






【優架ちゃん、筒井くんと再びつきあうことを決定】

 以前筒井くんとつきあっていた時の甘酸っぱい思い出を思い出したことに
よって筒井くんとよりを戻すことを決断した優架ちゃん、背中をぽんっ!って
押したのは優架ちゃん自身でした。

 まぁ筒井くんそんなに悪い人じゃないですから無難な決断ですね。まぇ浮気をしたのは
わるーいお姉さんにたぶらかされたせいですし… そういえば浜中はもうお話に出てこない
のでしょうか?






グッドモーニング・コール / りぼん2001年6月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
高須賀由枝







 上原くんと菜緒ちゃんが同居しているとの内容が書かれた怪文書がばらまかれた
ので別々に生活することを決めた上原くん、実際にしばらくの間は別々に暮らして
いたのですが、菜緒ちゃんが別々暮らしにがまんできなくって…

 ちょっと菜緒ちゃんはわがままなような気がしないでもないのですが、やさしい
上原くんはなんと菜緒ちゃんと再びいっしょに住んであげよう!と引越しを決意
するのですが…






【おいおい!ひっこしって一体いくらかかると思ってるの???】

「ん〜でも金いるし 働かんとなー」(P.245の5コマ目)

 と眠くて仕方がない感じの上原くん、なんとか菜緒ちゃんのためにひっこし費用を
稼(かせ)ごうとバイトにはげんでいますねー 別に菜緒ちゃんが上原くんと別々に
暮らすことに対して納得してくれれば上原くんはここまで過酷なバイトに耐える
必要はないのに…

 ひっこしって簡単にらいうけど敷金、礼金など高校生がバイトをしてどうにかなる
とはかんがえにくいです。だって日々の暮らしに必要なお金を稼ぐだけでせいいっぱい
のはずなのにその上さらに追加支出をするなんて… 仮に仕送り等があったとしても
きついですね。

 菜緒ちゃんのためにどうしてここまで自分を犠牲にできるのかなー? やはり
それだけ菜緒ちゃんのことを愛しているのかもしれませんが、上原くんががんばって
いるのにいっぽうの菜緒ちゃんは…!?






【上原くん…菜緒と別れなよ(笑)】

「やー 引っ越し先探そうと思って コレ見てたら楽しくて この物件とかさー
でっかいルーフバルコニーがついてて 楽しそーなんだよ バーベキューとか
できそーでいいなー」(P.259の1−2コマ目)

 りぼんを読んでて登場人物に殺意を覚えたのははじめてですー 上原くんに
比べて全く緊張感のない菜緒、一体どうしてひっこしを検討しなくてはならなく
なったのかよーく考えてほしいものです。…ってそんな気の利(き)いたことを
考えられるくらいだったら最初から「もーやだよ… 戻ってきてよ上原くん〜」
(りぼん2001年5月号・P.232の2−3コマ目)なんてばかなこと
言わないか…

 上原くん… なんで菜緒なんかとつきあってるんだろう? わがままな
ところがたまらなくかわいいーのでしょうか??? まぁそういう感情が
生まれてくるのも分からないではないですが(笑)

 バカボンのママがバカボンのパパとなんで結婚したのかと同じ位謎です。

 まぁ上原くんは菜緒のそんなダメダメなところを承知(しょうち)でつきあって
いるのでしょうから、外部の私たちがよけいなことを言う必要はないですね(笑)






【怪文書の犯人は千崎兄弟】

 …でしたねー まぁ「主な登場人物」のコーナーに名前が出ていながら全く
お話に絡んできませんでしたから、いずれこういう形で出てくるとだいたいの
りぼんっ子は予想していたのではないでしょうか?





アンダンテ / りぼん2001年6月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
小花美穂







【ちょっと困った大人に振り回される2人】

 どうも那都(なつ)と茗(めい)の2人はちょっと困った大人にふりまわされて
いますね。

・那都と茗の父

 なんといっても2人にとって迷惑以外の何物でもない存在のダメダメな父!
なんの相談もなしにいきなり外国人の女の子「メル」を引き取ってしまい那都の
家にメルを送りこんでしまいましたから… 2人にしてみればメルの顔を見た瞬間
「おとといきやがれっ!」とかいって追い払ってもおかしくないのですが、メルって
見た目が”ひろってください系(笑)”なので得してますね。あの顔で迫られたら
「出ていけっ!」ていえないですー

 で、メルに言えない分をあとで父にまとめて言うということで… それにしても
おそらく有名人であろう那都の父がこんな体(てい)たらくということは世の中の人は
知っているのでしょうか? 格好の週刊誌ネタのような気がするのですが
「高原那都、実家は崩壊寸前!」とかの見だしをつけて特集とかされてそう…





・茗が所属している吹奏楽部の顧問

 全く自分は部の指導をしないで茗におしつけてとっとと楽団へいってしまう
ダメダメな教師 松平、まぁ別にかならずしも教師がついていなくてはならないということは
ないのですが、ほとんど見ないっていうのはいかがなものかと。

 で、茗はどうやって部のみんなを指導しているのかと思えば腹筋トレーニング
まで導入して本格的(?)にやってますねー 案外顧問が指導するより上達
するかもしれませんね。

 もしかしたら茗の潜在的な能力を見ぬいてわざと茗が指導しなくてはならないように
仕向けているのか??? でも松平の態度見てるととてもそうは思えないし…





【那都は睡眠不足、そしてあの謎の薬は??? ま、まさか!!!】

 那都ってほとんど寝てないみたいですね、メルにこのことを突っ込まれた時
「いや… 昨日30分も寝たけど…」(P.135の1コマ目)って言ってる事から
普段からあまり睡眠をとっていないということが推理できますが、こんな生活を
していてまともな体調のはずはなく、おそらく那都は24時間ほぼ慢性的
(まんせいてき)に頭がおもかったり、なんとなくだるかったりしてるものと思われます。

 P.135を見るとなんだか幽霊みたいな感じですね、これじゃメルが心配する
のも無理ありません。

 このような無謀ともいえる那都の生活スタイルですが、一体なにが支えて
いるのかと思ったら…





「アラ あれは… おクスリですか? あんなにたくさん…」(P.140の5コマ目)

 この状況で”おクスリ”って言われると、普通に病院や薬局で買える「薬」
ではなく””持ってるだけで捕まってしまう「クスリ」””を連想してしまいますね
そういえばほとんど寝ないで生活できているのも変ですし、もしや!?って思われても
仕方がないですよね。

 まぁこの場合は本人が否定していますからそれを信用しましょう☆





「ヤバいのでなくても あんなに飲んだらヤバいかもョー」(P.141の1コマ目)

 正解!(笑) もう少し寝ましょう。

 メルも言ってますが、那都って音楽を楽しんでいるのでょうかね? ただ単に
生活のために仕方なしにやっているのでしょうか? 寝る時間を削ってまで
活動をしていますが、楽しくって思わず寝るのも忘れたっていう感じには
とても見えませんし…





 今後は、メルがどうしてこんなにいい声なのかとか、メルの過去の生活について
などいろいろ明らかにになっていくのでしょうねー かなり変わった感性の持ち主の
ようなのでメルについていろいろ知りたいですね。あ、それから那都のクスリの
中身も(笑)






GALS! / りぼん2001年6月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
藤井みほな







 「はーと」を名乗る謎のメールに振り回された蘭ちゃんたちですが、今回のお話
でも、「はーと」のメールを使った攻撃は続いていますねー まぁ犯人は前回の
段階でほぼ特定されているのですが…





【乙幡(おとはた)って…】

 別に綾ちゃんに自分のことを好きになってれと頼んだわけではないと
言わんばかりの態度ですね、まぁ実際たしかにそうなんですけどだから
といってここまで冷たいのはいかがなものかと…

 一体どうして綾ちゃんはこんな奴のこと好きになってしまったのだろう?
男と女の関係は理屈では割り切れないのは理解できるのですが
今までの綾ちゃんと乙幡の一連のやり取りを見ていると綾ちゃんが
かわいそうで…(涙)

 でも表に出ている性格は冷たくても心の中はもしかしたら違うっていう
ことはないのかな?





【渋谷部刑事課なんでも相談係活躍中☆】

 なんだか落としたコンタクトレンズをさがしてあげたり、ペットのイグアナが
なつかないとかいろいろ相談を受けてますね、沙夜(さよ)ちゃんたちの
手に負える範囲の無難なできごとが持ちこまれてますね。渋谷部の中で
おそらく一番世の中の役にたっているでしょう。

 ただの雑用係に見えるって? 気のせい! 気のせい!!





【蘭ちゃんたちのバイト】





「わたしたちカーネーション娘。 母の日にカーネーションいかがですぅ〜!?」
(P.37の1コマ目)

 蘭ちゃんたちがコスプレをしているかのような衣装を来て路上でカーネーション
売ってますねー!!! とってもかわいいですが、わざわざこんな衣装着なくても
いいような気が… 経営者の趣味???





「しかも綾の売り上げがいちばんデケーのはナゼ!!?」(P.38の1コマ目)

 そ、それはなんと申しますか… どうせ買うなら…ってやつで… 綾ちゃんなら
つい買っちゃうかな…って

 で、結局売れた本数は綾ちゃんが1000本近くだったのに対して
蘭ちゃんはわずかに11本… そんなに綾ちゃんのほうがいいのかな?
まぁ路上でカーネーションを売っているとなるとはじめからカーネーションを
買おうと決めている人より、蘭ちゃんたちが売っているのを見て思わず
買ってしまったという人のほうが圧倒的に多いでしょうから、そうなると
やはり男心をくすぐる綾ちゃんのほうが有利なのかも。





「おまえのカゴだけやたら余ってんな やっぱ格好になんともいえねー
ムリっぽさがあるからだな」(P.38の4コマ目)

 乙幡みんなが思っていることをはっきりいいすぎ(笑) あっ、でも
私は蘭ちゃんの姿とってもかわいいと思いますよ☆





【GALS!最大の悪役キャラ登場?】

 さて「はーと」を名乗る脅迫と受け取られかねないメールを出していた
のはやはり原澤(はらさわ)でしたが、この原澤って学年主任の娘で
周りの教師が甘く、しかもあまり社交的でなくって、脅迫メールを出したり
リストカットをしようとしたりするなどりぼんっ子に嫌われる要素だけを集めて
作ったようなキャラですね。

 ネット上で自分の存在を消そうとした子を脅したりする一方で自分自身の
体を傷つける行動に出るなどしてますが、次号以降で原澤がなぜこのような
行動をとるようになったの明らかにされていくのでしょうね。

 自分の存在を消そうとした子を脅していることから基本的に孤独はきらい
なのでしょうね、しかし実際の社会での人のぬくもりは欲しくない…
沙夜ちゃんにいろいろ言われるのもいやそうですし、ある意味原澤って
現代社会を象徴しているかもしれませんね。