りぼん2000年5月号









フィンがふたたびまろんのもとへ / 神風怪盗ジャンヌ






 前回の最後(さいご)のところでいきなり稚空(ちあき)がまろんの前から姿を
消してしまい、りぼんっ子をおどろかせました。その場にあらわれたフィンはまろんに
対して稚空は死んだと言ったのですが・・・




「うそね」

 おっ、まろんずいぶん自信たっぷりですねー で、その理由は?




「魔王の狙(ねら)いが私の心を傷つけることなら消滅(しょうめつ)でなく
目の前で体を貫(つらぬ)くのが自然じゃない?」

 するどい!!! ここのところの厳(きび)しい戦いでまろんの心もだいぶ強くなった
みたいですね、状況(じようきょう)を冷静(れいせい)に見極(みきわ)める力も
ついたようです。




 まろんとフィンが対峙(たいじ)しているところにアクセスとセルシアとトキが
やってきました。




「セルシア・・・ トキ・・・ そんな・・・ どうして・・・?」

 たしかに・・・ この2人は死んでしまったものと思っていたのですが。




「2人は生きていたんだ! 生きたまま氷の中に入れられてたんだよ!」

 なーるほどー たしかに氷付けにされてはいましたが、それだけでは死んでいた
とは決めつけることはできませんよね。




 フィンはこの場面(ばしょ)を見たのをきっかけに自分の力を押さえきれなくなって
しまったのですから、考えてみればかわいそうですね。




 居場所(いばしょ)がなくなり仕方なしに魔王(まおう)のもとにいった
フィン、理由は居場所を得るためだけではなかったようで・・・




「『魔王』の手をとることがいけないこととは分かっていたわ・・・
でも・・・ アクセスにもう一度会えるなら・・・ 約束を果たすことが
できるなら・・・ なんでもよかった・・・ あいたかったんだもん・・・」

 フィンはアクセスに会うためにやむを得ず魔王と手を組んだのですか・・・
魔王と手を組んでまでアクセスに会いたかったなんて・・・ こういう場合
理由として考えられるのは一つしかありません・・・




「ずっとすきだったんだからぁっ」

 フィンはアクセスのことが好きだったのですねー で、その気持ちをアクセスに
伝えるためにいろいろやっていたと・・・ まぁフィンがアクセスのことを好きなのでは
ないかということはりぼんっ子ならだいたい予想できたでしょうね。




「定められた掟(おきて)にならい フィンは消えます」

 天使となかよくしてしまったので、とうとう魔王のところにもいかれなくなった
フィン、覚悟(かくご)を決めて消滅しようとします。




「大好きだよまろん信じてね」

 消滅する前にフィンはまろんに今までのことをあやまり、本当は好きだった
ことを告げます・・・ 




「私 正天使(せいてんし)になれたの・・・?」

 消滅しようとするフィンをすくおうとそこにいた3人の天使が聖気(せいき)をフィンに
渡したら、なんとフィンは正天使にもどりました!!!

 これでめでたしめでたしとなるのか???




「ああっ みんな黒天使に戻ってるうーっ!!!」

 そう簡単に全員が幸せになるわけではないようですね、フィンに聖気を
渡した3人はひきかえに黒天使に・・・ でも仲間をとりもどしたのですから
いいよね? だめ???




「でも 聖気を満たすだけじゃ 天使の姿をかえることはできないから
神様が手伝って下さったんだよ! フィンを許して下さったんだ!」

 そうですかー 聖気を満たすだけではだめなのですかー 神様もゆるして
くれたのならもうフィンは今までのような悪行(あくぎょう)を働く必要は
ないですね。




「おかえり!」「ごっ・・・ ごめんなさぁいっ」

 うううっっっ・・・ ジャンヌを毎月読んでいたりぼんっ子がうるうるしてしまうような
場面ですねーーーっ 予想されていた展開とはいえ、やはり実際に絵をみると
感情移入してしまいます。




 あっ、ところで稚空・・・ 本当はどこにいるの???




「ま・・・ 魔王の宮殿(きゅうでん)に送られてるの」

 うわっ、かなりまずいじゃん! 早くたすけにいかないと稚空があぶない
ですよね。




 悪いことは重なるものでこんな時にさらに!!!




「なに!? 地震!?」

 おいおい! まろんが立っている地面がゆれ始めています! 神様の力が
どんどん弱まっていますね、早くなんとかしないといけないのですが、あれっ?
みんないきなりどこかへとばされちゃいました☆




「ここは天界(てんかい)・・・ 神様の現存(げんぞん)なさる場所でございます」

 ほぇーっ!!! 天界ですかっ! まろんはここで神様と初対面した
のち魔王と対決することを告げられます。もし断れば当然稚空の命は
ないでしょう。




 フィンがまろんのところにもどり、魔王と対決する・・・ お話もいよいよ
佳境(かきょう)に入っていくようですね。





絵画(かいが)コンクール / めだかの学校






「春の絵画コンクールでミサちゃんの作品が入賞しました」

 おっ、いつもギャグであふれているめだかの学校にしてはめずらしいことが
おこりましたね、ミサちゃんは学校の中でめだかちゃんと同じ位まとも
ですから、こういうこともあるのですね。




「ただ絵画コンクールといってもいろいろあってなぁ・・・」

 ミサちゃんの入賞をきっかけにあらたに絵画コンクールに応募したくなった
クラスのみんな、たしかに描く絵のテーマがいろいろありますよね、ただ
自由に絵を描けばいいというのはあまりありません。




 ポチくんも絵画コンクールに応募したいみたいです、ただちよっとポチくんの
希望(きぼう)が・・・




「ボクの絵が入賞するコンクール」

 それはむずかしいです・・・ というかたぶん無理・・・ 自分で「ポチくんの絵コンクール」
でも作って自分一人だけが応募(おうぼ)できるというルールにするというのなら可能性は
ありますが。




「ボクも表彰状(ひょうしょうじょう)ほしかったよ・・・」

 よっぽど入賞したかったのですねー 目の前でミサちゃんが表彰状をもらって
みんなの前でほめられたのを見てしまったのでほしくなったのでしょうね。




「王様・・・・・・・・・」

 ちよっと気持ちが落ち込んでいるポチくんの肩(かた)をポンとたたく王様
なぐさめてくれたのかと思ったら・・・




『文房具店で売ってる』

 たしかに表彰状って文房具店で売ってますね・・・





恋の予感・・・ / グッドモーニング・コール






「一星(いっせい) おまえ奈緒(なお)さんに惚(ほ)れたか?」

 奈緒ちゃんが仕方なしにバイトをしているラーメン屋にいる一星くん、そのお父さんは
一星くんが奈緒ちゃんのことを好きなのではないかと思っています、でもこう思う理由は
一体なに?




「おまえがドンブリ割るなんざただごとじゃねぇ・・・ 奈緒さんに
彼氏がいるってわかって動揺したんじゃねぇのか?」

 なーるほどー 日ごろ一星くんのことを見ているお父さんでしかわからない
ことですねー

 で、で、一星くんの気持ちは???




「わかんねーよっ そんなの!」

 といいながら顔は真っ赤☆ なんだか奈緒ちゃんをめぐる新たな戦いがはじまりそうな
予感・・・





とっさのいいわけ / パートナー






 なぞの工場に監禁(かんきん)されてしまった苗と武、なんたか脱出すべく情報を
集めるため、苗は通風口(つうふうこう)を通って館内を探っています、いくつかのところを
見ているうちに通風口のふたがはずれてしまい、なんと東条博士の目の前に
落ちてしまいました!!! 大ピンチ苗!!!




「君・・・ あんなとこの中・・・ 通って・・・? 来たの・・・? C館から・・・?」

 さすがの博士も相当びっくりしてますが当然ですよね、なにしろいきなり
自分の目の前に苗が降(ふ)ってきたのですから・・・

 苗は大ピンチですよねー たびたび工場の中で問題をおこしてますから
下手(へた)なことを言ったら殺されかねません。




「脱出口さぐりと情報収集』・・・なんて口が裂けても言っちゃダメ・・・!」

 
 当然!!! こんなことを言うのはまちがいなく自殺行為です。




 とにかく黙っていても結果は悪くなる一方ですからなにか言わないとまずい
です、で苗が言った苦し紛(まぎ)れのいいわけは・・・




「え・・・と・・・ ・・・も・・・ 萌(もえ)に会いたかったんです・・・!」

 無難なところをついてきましたね・・・ っていうかこれ以外のいいわけは
まずないでしょう、だって通風口に間違って入りこむなんていうこはありえ
ないのですから。




 でも、いいわけをしたところであやしいことをしていたのは確かなのですから
厳しい処分が言い渡されると思ったのですが、博士の口からは意外な
言葉が・・・




「でもこんなむちゃをするなんて・・・ もっと早く呼んであげればよかったね・・・
ごめんね」

 ほぇーっ あっさり許してもらえるなんて!!! しかも萌と話すことまで
みとめられるとは。




 このことが情報収集に思わぬ効用をもたらすことに。




「ちょっと待ってこの子たち・・・ 工員達より情報得やすいかも・・・」

 館内の秘密をベラベラ苗にしゃべりまくるL・S・Pたち・・・ これで情報収集は
とても楽になりましたね。