りぼん2000年2月号
かぜの季節 / めだかの学校
「うちのクラスの場合(ばあい) ポチ君のカゼがみんなにうつっちゃったよね」
学校など集団生活(しゅうだんせいかつ)するするころでかぜがはやると
たいていの場合、最初にかぜをひいた人が悪者(わるもの)になりますね
本当にその人がみんなにかぜをうつしたのかは分からないのですが・・・
「・・・つまりボクが流行(りゅうこう)の最先端(さいせんたん)?」
ん? 流行(りゅうこう)の意味が少し違うような気もするのですが・・・ ポチくんが
いう「流行(りゅうこう)の最先端」っていうのはおそらくファッションなどで普通は
使うのでは???
「”ゴホン ゴホン ヨンホン サンボン ニホン イッポン” 次はこのセキの
しかたを流行(はや)らせる!!」
ずいぶん器用(きよう)にせきをしますねー せきするときによけいな力を
使っているので、このせきの仕方ではなかなかかぜが治らないのでは?
ってまさか実際にやる人はいないでしょうが。
「う・・・・・ うーん・・・・・・」「わっ ポチ君 大丈夫!?」
どんどんかぜが悪くなっていくポチくん、ついに授業中に目がまわって
しまいます、こうなったらもう保健室にいくしかありませんね。
「どこがどーゆーふうに具合悪(ぐあいわる)いの?」
体の調子が悪い時にちゃんと自分の状態(じょうたい)を説明するのって
いがいとむずかしいですよね、特にポチくんの場合はすでにふらふらの状態
ですから、どこがどういうふうにといわれてもうまく答えられないのでは
ないでしょうか。
「ポチ君 どこが悪いのか ちゃんとお話しないとダメだよ!」
でもどういう状態か説明しないと、周りにいる人はどうしていいか分かりません
よね、さぁポチくんはどういうお話をするのか???
「わ・・・ わかった・・・ お話すればいいんだね・・・
むかしむかし あるところに おじいさんとおばあさんが・・・・・・」
ポチくんがちゃんと”お話”してますね・・・
早く人間になりたーい! / ねりんぐプロジェクト
「ねねは 本物の人間になりたーい!!」
って言われても・・・ねぇ・・・ ねん土で作られた人形のねねが人間みたいに
動いたり、しゃべったりするだけでも奇跡(きせき)なのに、ねねを人間に
するには一体どうすればいいのか?
「どうしたらいいと思う? 涼(りょう)さん ねねってなんとか本物の人間に
なれないの?」
どうしてもねねは人間になりたいのですね、涼さんに質問しているのですが
聞かれても答えるのは難しいですねー
「そういうことは僕よりもねねと同じねん土に聞いた方がいいんじゃないかな」
「そう じつはねねを作ったのは まぐろ山にある特別(とくべつ)なねん土なんだ」
なんと! ということはその特別なねん土はしゃべることができるのですか???
もしなんにも加工(かこう)をしなくてもしゃべることができるのだとすると山の中で
そのねん土がある場所にいくと声が聞こえてきそうでこわいです。
「ここがねねちゃんのふる里なのね」
ねねを作った特別なねん土をさがすためにねね、瞬太(しゅんた)
雛子(ひなこ)、遼(はるか)、そしてねねが作ったねん土の動物たちは
まぐろ山に向かいました、はたしてしゃべるねん土というおそろしいものは
ホ当にみつかるのでしょうか。
「でもここのどこにねのねん土があるのかな」
おいおい! 山のどこにあるのか分からないんじゃさがすのはものすごーく
たいへんですよ! 山の中をあてもなくずーっと歩きつづけなくてはならなく
なりますし。
なにか手がかりになるようなものはないかと思っていたらねん土のほうから
ねねに話かけてきました。
「声が聞こえる!」「きっと土の声! 『おいで』って呼んだの」
ねねには土の声が聞こえていますが、どうやらねね以外の人には聞こえていない
ようですね、そばにいる瞬太くんは分からないようですし。
これでねねを作ったまぐろ山の不思議(ふしぎ)な土をさがす必要はなくなり
ました、後はねねが人間になれるかどうかを聞けばいいのですが・・・
「ねね 帰っておいで おまえは人間にはなれないの」
人間になりたいという願いをあっけなく打ち砕(くだ)く土の声、ねねが
こんらんしてしまうのもむりはありませんね。果たして来月の最終回で
どういう風にお話がなるのか注目されます。
恋愛編(れんあいへん)スタート / 神風怪盗ジャンヌ
稚空(ちあき)とまろんは周りからみるととってもラブラブに見えるのですが
実はまだ正式につきあっているわけではないんですよねー 稚空が告白したのに
まろんはまだ返事をしてません、それぞれの心の中では・・・
<稚空>
「俺(おれ)のことは・・・ 考えてくれたのかな 告白の返事
いまだにきいてないんだけど」
告白したのにまろんがいつまでたっても何もいってこないのですから稚空は
不安ですよねー
<まろん>
「『すき』!『すき』って言うだけなのにやっぱりこわくて言えないー」
たったひとこと言うだけなのですが、まろんにすればそれはとても大変な
ことなのでしょうね。
<稚空>
「うすうす感づいてはいたけどやっぱり俺 嫌(きら)われてるのかな
そうだよな あんなだまし方したんだもんな でもキスするのは
(かなり強引だけど)許してくれるようになったし 望みがないわけでも
ここはひとつ再度 告白を・・・」
好きでもない人にキスをするのを許す女の子はあまりいないものと思われ
ますから、まろんが稚空のことを嫌っているということはないでしょう☆ が
稚空にしては過去にまろんをだましたことがあるのでその点で不安が残って
いるのでしょうね。
<まろん>
「稚空のことは本当に好きよ!? 十分(じゅうぶん)すぎるほど気持ち伝えて
くれるし 稚空の性格を知った今では私をだましていたことの方が信じられない
くらいよ! でも・・・」
うーん・・・ どうしても どうしてもまろんは最後のひとことを言う決断(けつだん)
ができませんね、まさか心の奥に稚空をうたがう心がねむっているのでしょうか???
この2人がいまいちカップルになりきれないでいる時に思わぬ人がまろんに
迫ってきました! これで人間関係はますます複雑(ふくざつ)に!!!
<水無月(みなづき)>
〜 僕は少しはかわれたんだ でも近くにいすぎてきづかれない きづいてもらえる
言葉を言わなきゃ チカラを出さなきゃ ・・・ねぇきづいて 〜
「まろんさんが好きです」
なんと今度は水無月くんがまろんに告白しました! 水無月くんがまろん
をめぐる戦いに加わるとなると稚空とまろんと水無月くんとの間に三角関係
ができあがってしまいます! ますますお話が複雑になってしまうのかっ?と
思われたのですが、ここはまろんがきっぱりと・・・
<まろん>
「ごめんなさい あなたのこと・・・ 人間としてとても好きだけど 私には
心に愛している人がいるから恋人にはなれません」
きっぱりと断るまろん、まろんは稚空のことが好きなのですからはっきり
言ってあげたほうが水無月くんのためですよね、変に気をつかってあいまいな
返事をしたらかえって相手を傷つけてしまいますし。
<水無月>
「まろんさんが心から愛する人と幸せになって下さいー・・・」
せいいっぱいの笑顔でまろんに言う水無月くん・・・ これからもまろんの
よき友達でいるのでしょうが、お互い大人の対応(たいおう)をしましたね。
でも、この水無月くんの勇気(ゆうき)がまろんに最後の決断をさせる
ことになりました。
<まろん>
「ごめんなさい あなたが死んでも私はきっと死ねないわ でも・・・
生きていくならあなたとがいいな・・・」
とうとう稚空に告白することを決めたまろん、水無月くんの勇気を無駄にしない
ためにも稚空のもとへ急がなくてはいけませね☆ しかしまろんのすてきな時間は
長続きしないのがこの作品の特徴(とくちょう)! またしても またしてもまろんに
つらい時間がやってきます。
<稚空>
「つきあうことにしたんだ 俺たち」
なんと稚空は都(みやこ)とつきあう言い出しています! これは稚空の
本心なのでしょうか? なにかの作戦?? フィンの仕業(しわざ)である
可能性が高いですね、フィンは都を捕まえてなにやら作戦を考えている
様子でしたから。
しかしこの精神攻撃(せいしんこうげき)は効きそうですね、来月まろんは
一体どうなっているのでしょうか???