りぼん1999年10月号





フィンが人を殺した理由は?神風怪盗ジャンヌ


 20話でフィンが人を殺していたという衝撃的なことが明らかに

されましたが、今回の21話でくわしい状況が描かれています。



「人間界に降りてすぐ3人は別々に散歩に出た そこから事件は

始まったんだ」


 準天使になれたごほうびに人間界に行くことをゆるされたフィンと

トキとセルシア、この3人を襲った悲劇ってなに???



「セルシアが人間につかまったぁ!?」


 おいおい、来たばっかりなのに早くもつかまってしまったなんて!

そんなに簡単に人間と接触していいのか???



「セルシアはつかまえたわけじゃないよ 保護(ほご)してるだけさ安心して」


 あやしい・・・ この笑顔・・・ こういう奴(やつ)に限って裏でなにを

やっているか分かりません! しかしなぜ”保護”されるはめに

なったのでしょうね。



「ごめんなさい〜っ 人間界の空気があわないみたいでバタンキュー

しちゃいましたとさっ」


 セルシアが”保護”されたのは人間界の空気が合わなかったから

だったのですね、しかし人間界と天使界って空気が違うんだー 

まぁ私たちの世界はドロドロしたことがいっぱいありますから、空気も

それなりなのかもしれませんね。



「トキ・・・あの水 聖気が含まれてますね 天使が見えるのも

そのせいかと・・・ 神に遣(つか)えてるだけあって徳の高そうな

人間ですが・・・」


 セルシアを”保護”した相模(さがみ)が使っている水になんと聖気が!

たしかにいわれてみればフィンたちの姿が見えるのも不自然ですねー



「でも聖水の入った水・・・『聖水』なんて普通の人間が作れる

ものじゃない 気をつけた方がいい・・・」


 そうです、はっきりいってこんな怪しい奴のそばからは早く避難

した方が身のためです! 



「妹の魚月(なつき)は16歳の若さで病死しました それ以来僕は

ずっとここで一人でいます」


 ふーん、相模に妹がいたのですね、写真も描かれていますが誰かに

似ています・・・ しかしまさかこの人が!!!



「魚月は病気で死んだんじゃない あなたに殺されたのよ!」

「なぜ知っている・・・」「私が魚月だからよ!兄さん!!」


 なんと! 相模の妹がフィンだったとは!!! フィンの人間時代の

名前は魚月であることも分かりました。ということは前に出てきた

魚月の写真はフィンの写真ということになりますが雰囲気は似てますね。


 しかしなんで魚月を殺さなくてはならなかったのか???



「人身御供(ひとみごくう)として氷に入り聖水をふやしてくれ・・・と」


 神社の地下にある聖水が少なくなったので魚月を殺して聖水を

生産(せいさん)していたとは!!! やっぱりこいつはあやしい

奴でしたね。



「また僕のためにその身をささげてくれ魚月! この2人のように!!」


 この2人って・・・あーっ!!! いつの間にかトキとセルシアが

氷の中に!!! このままだとフィンも殺されてしまいそうですね。



「やぁっ! 助けてえっ アクセスーっ!!!」


 今にも切られそうなフィンの髪の毛、フィンの髪の毛は普通の

髪の毛ではないので、相模にしてみればぜひともほしいのでしょうが・・・



「力が増幅する 止まらない・・・ とまらない!!」


 なんと髪の毛が切られた瞬間、フィンの力が暴走して周囲が壊滅・・・

これによって多くの人間が死にました・・・


 でも、これってフィンにしてみれば災難(さいなん)ですよね

むりやり髪の毛を切られたせいで力が制御(せいぎょ)できなくなって

暴走してしまったのですから。



 しかしフィンはこのことの責任をとらされるはめに・・・



「フィンに会わせてくれ!頼む!!」「だめだ!もう消滅の門へ

向かっている!」


 フィンはなんと死刑に!!! 事情を考えるとかわいそうになって

きますね。



「君の居場所ならここにある おいで・・・フィン・フィッシュ」


 まさに消滅寸前(しょうめつすんぜん)に魔界からあまーい

誘(さそ)いが・・・ 魔界に行くか、消滅するか・・・

フィンは生きるために魔界にむかったのですね。





奇跡は起こった!ねりんぐプロジェクト(新連載)



 ケロケロちゃいむでおなじみの藤田まぐろ(まぐりん)さんの

新連載が始まりました!



「この人 美土屋涼(みつちやりょう)さんは若くてすてきな

陶芸家(とうげいか) ねん土でおシャレな陶器(とうき)を作る人」


 ほえーっ 今回は陶芸に関係したお話なのですね。



「なにこれ ねん土の人形?」

「そう 今度の個展に出そうと思ってね 名前は『ねね』

瞬太(しゅんた)と同じ年ごろだよ」


 工房(こうぼう)の中にあったのはなんと等身大(とうしんだい)の

ねん土の人形、ねん土でこんな人形を作れるなんてすごいですねー



「けっこうかわいいじゃん 人間の女の子なら良かったのになっ」


 男の子なら誰でも考えそうなことですね☆ しかしこの一言が

思わぬ事態(じたい)を引き起こすことに・・・



「まさかぼくの人形が人間になるとはね しかも体はねん土のまま」


 瞬太の一言を真(ま)に受けたねねが人間になりたいと思ったら

なんと本当に人間に!!! こういう風に自分が持っている人形や

ぬいぐるみが動いたらいいなーって思うりぼんっ子もいるかも

しれませんね。


 しかし作者の涼さんはこんな不思議な出来事があったのに

平然(へいぜん)としてますね。



「ダメに決まってんだろ 人形が学校行くなんて」


 そりゃ動く人形が学校に来たら周りは大混乱してしまうと予想

できますからね。それにいきなり学校に行って児童になれるわけも

ないですし。



「瞬太くんの忘れものだぁ」「たいそう服きっと困ってるね」


 登校した瞬太くんが忘れ物! こういうことがあるとまんがは

お約束の展開になりますから・・・



「あれだね瞬太くんの学校」「よしっ入っちゃおう」


 おそらくほとんどのりぼんっ子が予想した通りの結果になりましたね、

来るなと言われたのにあっさり学校に行ってしまったねね、

これから面白いことになりそうです。



「女の子のおばけェ?」「窓わって入ってきて瞬太くんのことねらってる

みたいなのよ!」


 おばけ呼ばわりされたねね、しかも瞬太くんを狙(ねら)っていると

思いっきり勘違いされてます。空を飛んできた謎の少女に探されている

のですから狙われていると思われても仕方がないですね。



「こうなったら 俺たちでおばけをやっつけよう!」


 おおっ、勇敢(ゆうかん)な男の子たちですね、逃げることなく

”おばけ”に立ち向かおうとしてます。瞬太くんはいいおともだちが

いるようですね。



 ここまでねねが化け物だという情報が広まってしまったのですから

ねねが学校にいるみんなとお友達になれなくなるのでは?と思ったの

ですが、どうも鮪里(まぐろり)町の住民は変わった感性の持ち主

のようで・・・



「そっかー 人形かあ んじゃ別にこわがることなかったんじゃん」


 おいおい! おばけはダメだけど動く人形はOKだとは!!!

人形が動いたりしゃべったりするのも十分こわすぎですぅ。

鮪里町はもしかしたら町全体が不思議な空間なのかもしれませんね。



「今やねねさんは有名人ですしね 生徒も賛成してますからいいでしょう」

『ねねは今日から 瞬太くんと同じ6年生』


 あっさり「私立まぐろり小学校」への入学を許可したチャールズ校長

ただ生まれてすぐ入学するのにいきなり6年生で大丈夫なのでしょうか?

もしかしたら体だけではなく知能も6年生と同じ位なのかもしれませんね。



「やつめー この大発明家の哲郎(てつろう)さまを本気で怒らせたなー」


 唐突(とうとつ)に登場した哲郎、来月以降哲郎がどういう形で

話に絡んでくるのか注目されます。





のえる最大の危機脱出!!!ミントな僕ら


 女装して女子生徒としてふるまっていたのえる、しかし先月声変わりが

始まってしまい女装生活が大ピンチになってしまったのですが・・・



「・・・声! ちゃんと出てるじゃないか」「ホントだスムーズに出る」


 しばらく筆談(ひつだん)でごまかし続けていたのえる、黙っている

内に声が出しずらい時期は終わっていたようですね。



「いや若干低くなったってゆーか 太くなった感じだけどそんなに

変わってないよ みんなしばらくおまえの声聞いていないわけだし

この程度ならごまかせる!」


 よかったねーのえる、あんまり声が変わらなかったのですね!

これでまだしばらくの間、のえるの活躍を見ることができます☆




みっちゃん大ピンチ?グッドモーニング・コール



「菜緒から聞いたけど・・・・・・別れるって本気かよ?」


 血相(けっそう)を変えてまりなに話すみっちゃん、そりゃいきなり

別れると言われたら頭の中が混乱してしまいますね。



「あんなの本気なわけないじゃん ちょっといってみただけごめん」


 この言葉を聞いてみっちゃんは安心したのですが、部活をさぼったて

ずーっとまりなを待っていたのですから拍子抜(ひょうしぬ)けして

しまったでしょうね。





飛んだ田中先生めだかの学校



「準備できたぞ王様! たぶんこれで飛べるはずだ!」


 空を飛びたがっている王様に自分が飛んでいる姿を見せようとする

田中先生、しかし・・・腕に板をはめて羽のようにしているだけ

なのですが・・・ 田中先生って本当に教員免許持ってるのでしょうか?



「うわーっ 頭から落ちてる!!」


 めだかの学校がファンタジーまんがなら田中先生は飛べたのですが

ギャグまんがですから・・・



「え!?うそ!!息してないよ!?」


 空を飛ぼうとして殉職(じゅんしょく)だなんて、新聞とかに

はずかしい記事が載ってしまいそうです。



「先生・・・雲の上まで飛べたよ・・・・・・・・・

死んだ祖父(そふ)やライト兄弟にも会ってきたよ・・・」


 ある意味飛ぶことに成功した田中先生、死んだおじいちゃんにも

会えたらしいのですが、こっちの世界に戻ってこれてよかったですね。





大人向け???やっぱ愛でしょう!(最終回)



「こっからは子供向けじゃねーぞっ」


 おおっ、これから一体何が始まろうとしているのかっ???



「きゃ・・・っ ちょっと健(たける)そんなトコ・・・!!」



 一体なにが行われてるのか・・・ つづきはまた来月・・・って

今月で終わりなんですよね。





蘭ちゃんの言い訳GALS!



「ヤベー!!! 今日補修の日だった!! 忘れてたー!!」


 あーあ、これでなにかいい言い訳を考えなくてはならなくなりましたね。

おそらくさんざん待たされたほうはカンカンに怒っているでしょうし。



「いや〜そんでー 海外旅行でスペインの牛追い祭に参加したんっスよ!

そしたらあたしがつかまった牛が暴走してそのままインドまで

行っちゃってー! ガンジス川につっこんだもんだから そのまま

10日間漂流しちやってー! やっと江ノ島に流れついたのが

今日の朝!!」


 この言い訳の部分をそのまま まんがにしても十分作品として成立しそう

ですね、「蘭ちゃんのだいぼうけん」みたいな感じで。しかしガンジス川

から江ノ島までどうやって漂流したのでしょうね☆